詩(うた)と生活(くらし)とデザイン展

2020/9/7 13:35
私たちの暮らす石見銀山大森町は、世界有数の銀鉱山として、戦国時代後期から江戸時代前期の最盛期には数万人の人々で賑わいました。閉山とともに過疎が進み、今では人口400人の小さな町となりましたが、町民たちは常に時代の流れに向き合い、歴史を受け継ぎながら、この地での暮らしを築いてきました。町内に数多く残る江戸時代からの武家屋敷や豪商住宅、代官所などの文化財と、現在の町民の生活の場とが共存していることを評価され、2007年に「ユネスコ世界遺産」に登録されてからは、町並みを観に、多くの方々に訪れて頂いています。そんな大森町の新たな試みとして、町並み全体を一つのミュージアムに見立てて、作品や文化財を観て歩けるイベント、「石見銀山ウォーキングミュージアム」を開催いたします。
1回目の企画展は「詩(うた)と生活(くらし)とデザイン展」。そもそも「デザイン」とは、私たちの生活の中でのモノやコトのあり方を創意工夫することとも言えます。本展は、町内で展示される参加作家の作品や、暮らしの道具や設えを通じて、それぞれの「デザイン」の視点を体感していただく企画展です。大田市在住の詩人、佐々木寿信さんとグラフィックデザイナーの葛西薫さんがともに作った詩集や映像作品を起点に、大田市出身の写真家の藤井保さん、大森町在住の彫刻家の吉田正純さん、グラフィックデザイナーの佐藤卓さんらの作品と、古くからの暮らしの道具や痕跡を、町内数カ所の歴史的建造物をメイン会場に、ご覧いただけます。
大森町内を巡りながら、日常を改めて「デザイン」の視点で見直すことで、私たちのより豊かな暮らしを考えるきっかけとなると幸いです。
《本文は公式サイト紹介文より抜粋》
開催期間 |
2020/07/18(土)~2020/11/03(火) ※イベント会期は終了しました
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時間 | 詳細は公式ホームページをご覧ください |
休館日 | 詳細は公式ホームページをご覧ください |
入場料 | 大人1,200円/高校生以下300円 |
参加アーティスト | 佐々木寿信、葛西薫、藤井保、佐藤卓、吉田正純、吉田満壽美、小野哲郎、山内真澄美、島根県立大田高等学校・写真部 |
会場 |
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会場電話番号 | 0854-89-0846 |
詳細URL | https://www.gungendo.co.jp/lp/details/006110.php |