エキゾティック×モダン アール・デコと異境への眼差し

ルイ・ブーケ《黒いアフリカ》1931年Ville de Boulogne-Billancourt, Musée des Années 30 © Musées de la Ville de Boulogne- Billancourt – Photo : Philippe Fuzeauルイ・ブーケ《黒いアフリカ》1931年Ville de Boulogne-Billancourt, Musée des Années 30
© Musées de la Ville de Boulogne-Billancourt – Photo : Philippe Fuzeau

両大戦間期のフランスに花開いたアール・デコ。この時期に盛んとなった非ヨーロッパ圏の文化・美術との出会いは、アール・デコの美意識と造形に大きな影響を与えた。1909年の登場から瞬く間にパリを席巻したロシア・バレエ、1925年にアメリカから渡り時代のアイコンとなったダンサーのジョゼフィン・ベイカー、1922年のツタンカーメン王墓の発見、自動車メーカーのシトロエンが行ったアフリカ縦断プロジェクト「クロワジエール・ノワール」、そして1931年開催のパリ国際植民地博覧会など。さまざまなトピックが両大戦間期のパリを賑わせた。

この時代に美術家・デザイナーたちは遠い地のどのような造形に注目したのだろうか。いち早くその価値に目を向けたのはファッションの分野だった。パリ随一のファッションデザイナーであったジャック・ドゥーセは、ピカソら前衛美術家たちのパトロンであったが、同時にアフリカ美術の造形にも革新的価値を見い出した。ポール・ポワレは中近東風の衣装による夜会「千二夜」を開くなど、その非日常性に着目し、色彩やスタイルの刷新につなげた。ジャポニスム、あるいはより広くアジアへの関心は、あらたにモダニティーへの触媒として、再解釈された。

本展では、アフリカやアジアに取材したダイナミックな絵画、彫刻を含め、30年代美術館、装飾美術館、モビリエ・ナショナルなど、フランスの美術館所蔵の国内初公開作品を中心にした約85点が紹介される。

【関連イベント】
●講演会
日時:10月20日(土) 14:00~
登壇者:ドミニク・ジャラセ(美術史家、ミシェル・ド・モンテーニュ=ボルドー第3大学教授)
会場:新館ギャラリー2
定員:120名
※仏語・逐次通訳あり
※事前申込み制、参加費無料(ただし、当日有効の本展チケットが必要)

※そのほかの関連イベントは、下記詳細URLをご覧ください

開催期間 2018/10/06(土)~2019/01/14(月)
時間 10:00~18:00(11/23、11/24、11/30、12/1、12/7、12/8は20:00まで/いずれも入館は閉館30分前まで)
休館日 第2・第4水曜日(10/10、10/24、11/14、11/28、12/12、12/26、2019/1/9)および年末年始(12/28~2019/1/4)
入場料 一般1,200円/大学生(専修・各種専門学校含む)960円/中高生・65歳以上600円
会場
  • 東京都庭園美術館
  • 東京都港区白金台5-21-9
お問い合わせ 03-5777-8600(ハローダイヤル)
会場URL https://www.teien-art-museum.ne.jp/
詳細URL https://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/181006-190114_exotic.html