リナ・ボ・バルディ展

ガラスの家、ピロティから2階への階段に立つリナ。(1951年 Francisco Albuquerque撮影)|SESCポンペイア、日光浴をする人々(Romulo Fialdini撮影) ガラスの家、ピロティから2階への階段に立つリナ。(1951年 Francisco Albuquerque撮影)|SESCポンペイア、日光浴をする人々(Romulo Fialdini撮影)

1946年、第2次世界大戦の傷跡が残るイタリアのミラノから1組の夫婦が南米、ブラジルへと旅立った。妻は32歳の建築家、リナ・ボ・バルディ。

リナはブラジルという多民族で複雑な社会階層が混在するこの国で民衆たちの真に開かれた場所を作りたいと強く願い戦い続けた。

1978年リナはサンパウロ美術館を完成させる。4本の赤い柱と2本の大きな梁が展示空間を持ち上げたこの建築は、地上に市民のための大きな広場を登場させた。ダイナミックで大胆な構造と大らかな人間性を統合したこの建物はリナの代表作の一つとして今も巨大都市サンパウロのランドマークとして愛されている。

「ガラスの家(自邸)」「サンパウロ美術館」「sescポンペイア文化センター」などの代表作を美しいドローイング、写真、映像、新作模型により紹介し、さらに建築家妹島和世の監修、周防貴之のデザインでリナの空間の一部を再現する。

21世紀の公共スペース、開かれたみんなのための場所とは何か?リナの作品を通じて、建築への信頼と期待を再考する。

【関連イベント】
●ブラジルとコーヒー文化 トーク
日時:3月11日(金) 17:00~
講師:丸山健太郎(丸山珈琲代表)
参加費:無料(「リナ・ボ・バルディ展」入場券にて参加可)
※予約制

●第2回 アートクーリエ(アート・建築の案内人)塾(研修+展覧会解説)
日時:1月30日(土)、2月6日(土)、2月13日(土)、2月27日(土) 19:30~20:30
講師:周防貴之(建築家、「リナ・ボ・バルディ展」会場デザイン担当)、和多利浩一、和多利恵津子(ワタリウム美術館)他
参加費:10,000円(会員割引有り)
※予約制

開催期間 2015/12/04(金)~2016/03/27(日)
※イベント会期は終了しました
時間 11:00~19:00(水曜日は21:00まで)
休館日 月曜日(1/11と3/21は開館)
入場料 大人1,000円/学生(25歳以下)800円/小・中学生500円/70歳以上の方700円
参加アーティスト リナ・ボ・バルディ
会場
  • ワタリウム美術館
  • 東京都渋谷区神宮前3-7-6
会場電話番号 03-3402-3001
会場URL http://www.watarium.co.jp/
詳細URL http://www.watarium.co.jp/exhibition/1512_lina/index.html