
本展は宮本三郎の郷里・石川県小松市で創設された、「デッサン」を対象としたコンクールの展覧会だ。小松市立宮本三郎美術館で開催した展覧会の巡回展で、入賞および入選作約60点を展示する。
「明日の表現を拓く」という副題には、今日的表現の基底として広がる個々の作家が抱く多様なイメージを探り出そうとする試みを示している。
表現の源泉ともいえる一本の線は、人類の営みがつくりだしてきた様々な文化を支えてきた。それは美術に限られたものでなく、文学、音楽、建築など多岐の分野にわたる。一本の線を作家の心の発露とみなすとすれば、線の積み重ねや錯綜は、まさに作家の心の葛藤や、目指すイメージに近づこうとする努力の軌跡、あるいは実態と受けとることができる。現在を生きる作家が提出するデッサンの数々を通じ、時代と連鎖しつつ変容し続ける表現のありさまと可能性を感じ取っていただきたい。
また、会場では宮本三郎の代表作(油彩3点、素描4点)も展示しているのであわせてご覧いただきたい。
開催期間 |
2015/11/23(月)~2015/12/06(日) ※イベント会期は終了しました
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時間 | 10:00~18:00(入館は17:30まで) |
休館日 | 月曜日 |
入場料 | 一般200円、大高生150円、65歳以上/中小生100円 |
会場 |
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お問い合わせ | 03-5483-3836 |
会場URL | http://www.miyamotosaburo-annex.jp/ |