坂 茂 ― 紙の建築と災害支援

坂 茂 ― 紙の建築と災害支援

坂茂の建築の特徴は、「紙管」をはじめとする身近な材料の特性を見出し、独自の構造や工法へと展開することにある。これまでに、《紙の家》(1995年)や《ハノーバー国際博覧会日本館》(2000年)など、個人住宅から公共施設まで多岐にわたり手掛けてきた。

また、自身の知識と経験を活かした災害支援活動を続けており、阪神淡路大震災では、紙管を使った《紙の教会》(1995年)や、被災者のための仮設住宅《紙のログハウス》(1995年)をつくり、東日本大震災では避難所の環境を改善する《避難所用簡易間仕切りシステム》(2011年)を設置した。ニュージーランド・クライストチャーチでは、大地震で大聖堂が崩壊してしまったことを受けて《紙の大聖堂》(2013年)を設計するなど、世界各地で災害支援活動を行っている。

この展覧会では、近年頻発する自然災害のなかで人々の「住まい」がいかにあるべきか、坂茂の建築と活動を通して考えていく。

開催期間 2015/11/28(土)~2015/12/20(日)
※イベント会期は終了しました
時間 11:00~19:00(最終日は17:00まで)
休館日 会期中無休
入場料 無料
会場
  • 生活工房ワークショップルームA・B/生活工房ギャラリー
  • 東京都世田谷区太子堂4‐1‐1 キャロットタワー3・4F
会場電話番号 03-5432-1543
会場URL http://setagaya-ldc.net/
詳細URL http://setagaya-ldc.net/program/312/