シネマブックの秘かな愉しみ

シネマブックの秘かな愉しみ

120年になろうとする映画の歴史―その誕生の瞬間から、書物は映画とともにあった。
映画はそれまでの諸芸術やテクノロジーを貪欲に吸収し、あらゆる人々に開かれた大衆性を持ったことで、20世紀以降の文化をリードするとともに数えきれないほどの言葉と書物を生み出した。《映画》と《映画の本》は、離れられない運命的な仲といえるだろう。

国内最大の映画専門図書室を擁するフィルムセンターは、この度こうした映画の書物をめぐる展覧会を開催する。映画史を知るための基本文献、明治・大正期の貴重書や無声映画時代の“映画文庫”、豪華な大型本・愛らしい豆本、こども向けの本や優れたデザインの書籍など、映画史と寄り添って脈々と生み出されたさまざまな魅力を放つ日本の映画書を一堂に集めて展示。併せて、映画の本を収集している日本各地の映画図書館も紹介する。

多彩なゲストを迎えた連続講座も交えて、書物という切り口から、映画という豊饒な知の体系に触れられる絶好の機会となるだろう。

【関連イベント】
●シネマブック連続講座
※申込不要、参加無料(展示室内で開催のトークは、観覧券が必要)
※当日の企画上映チケットの半券をご提示いただくと、割引が適用されます

「映画古書の深淵へ」
日時:5月16日(土)
時間:15:00~
場所:展示室ロビー(7階)
講師:中山信行(稲垣書店店主)×高崎俊夫(書籍編集者・映画批評家)

「映画書のデザインをめぐって」
日時:6月13日(土)
場所:展示室ロビー(7階)
講師:鈴木一誌(ブックデザイナー)

※詳細は公式ホームページを参照

開催期間 2015/04/14(火)~2015/08/02(日)
※イベント会期は終了しました
時間 11:00~18:30(入室は閉館30分前まで)
休館日 月曜日、5/26~5/28
入場料 一般210円/大学生・シニア70円/高校生以下及び18歳未満、障害者(付添者は原則1名まで)/MOMATパスポートをお持ちの方、キャンパスメンバーズは無料
会場
  • 東京国立近代美術館フィルムセンター
  • 7階展示室
  • 東京都中央区京橋3-7-6
お問い合わせ 03-5777-8600(ハローダイヤル)
会場URL http://www.momat.go.jp/fc.html
詳細URL http://www.momat.go.jp/FC/filmbooks/