表現の森 協働としてのアート

アートが、福祉・医療・教育に出会うとき

デイサービスセンターえいめいでのワークショップの様子 デイサービスセンターえいめいでのワークショップの様子

アーツ前橋は、開館以来アートの持つ創造力を通じて地域と繋がることを目指してきた。本企画展のために、これまでアーティストと前橋市内にある福祉施設や団体と協働しながら5つのプロジェクトを実施している。これらの活動は、今後長期的に継続していく予定だという。その序章となる本展ではその過程を紹介し、アートが福祉や教育、医療の現場に入っていくことで、どのような化学変化が起こりうるのかということを考える。

これらの現場にアーティストと共に表現という手段で入り込むことで、アートそのものも、そこに生きる人々の日常に寄り添うようにその形を変容させていく。そうしたリアルな現場の中で、アートが持つしなやかなコミュニケーションの可能性を探っていく。

個人の考えを表現して他者と共有することは、私たちが想像するほど容易なことではない。ただ、表現することは、異なる考えの人々を繋げ、理解し、共存させる力がある。私たちはこの現代社会の中でさまざまなしがらみや境界に出会い、現状の社会的価値観の中で生きることの困難さを感じることもある。このような社会において、アートや美術館にはどのような役割が求められているのか考えていく展覧会だ。

開催期間 2016/07/22(金)~2016/09/25(日)
※イベント会期は終了しました
時間 11:00~19:00
休館日 水曜日
入場料 一般500円/学生・65歳以上・団体(10名以上)300円/ 高校生以下無料
会場
  • アーツ前橋
  • 群馬県前橋市千代田町5-1-16
会場電話番号 027-230-1144
会場URL http://www.artsmaebashi.jp/
詳細URL http://www.artsmaebashi.jp/?p=7513