光と動きの「ポエティクス/ストラクチャー」

アート+コムとライゾマティクスリサーチは、メディアアートとクライアントワークとしての空間デザインやエンターテインメントの領域を結びつけ、広くメディアアートが基盤としてきたテクノロジーによる表現を社会の中で機能させる実践を行なっているという共通点を持つ組織である。
アーティストやデザイナー、プログラマー、プロダクトデザイナーといった職能、あるいは、建築、数学、工学などの多様なバックグラウンドをもつスタッフを擁した、学際的なチームワークによる集団であること、また、リサーチ(研究開発)セクションを設け、そうした活動の中から、技術的な開発やアップデートを自身の手で行ない、新しい芸術表現を生み出していくということでも共通している。
また、アート+コムとライゾマティクスはキャリアとして20年近い差があるが、ライゾマティクスの中心メンバーたちは、アート+コムのこれまでの仕事や作品の数々に刺激を受け、触発され、それを受容してきた世代にあたる。そして現在では、お互いにその仕事に注目し合うような関係となっている。
本展は、両者の作品の特徴を、プログラムによる光や映像と動きや運動をともなう実空間での物質的な現前の融合ととらえ、そこから「光と動き」という要素を抽出した。それらの要素を、2組のチームがどのように表現しているかを、「ポエティクス(詩学)」「ストラクチャー(構造)」をテーマに2つのスペクタキュラーな作品において展観する。
開催期間 |
2017/01/14(土)~2017/03/20(月) ※イベント会期は終了しました
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時間 | 11:00~18:00(金・土は20:00まで/いずれも入館は閉館30分前まで) |
休館日 | 月曜日、2/12 |
入場料 | 一般・大学生500円/高校生以下無料 |
参加アーティスト | アート+コム、ライゾマティクスリサーチ |
会場 |
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会場電話番号 | 0120-144-199 |
会場URL | http://www.ntticc.or.jp/ |