ジャパンデザインネットのトップページ
レポート
12カ月のパリ
 ジャパンデザインネット
 レポート
 12カ月のパリ
 


第9回 (5)
Les designer's days français 2003



● BOFFI STUDIO
シックな店構えを誇るBOFFIは、キッチンとバスのショールーム。キッチンショールームでは、木・自然石・イノックスと素材選びと組み合わせもプロ仕様であり、ハイセンスなデザインで知られる Piero LISSONI (ピエロ・リッソーニ) のキッチンユニットに、Marc BRETILLOT (マルク・ブレティヨ) による食デザインの演出が披露された。ここでは食べる作法やサービスの仕方を考えている。ハンガーに吊るされたハムをハサミで切って召し上がる。又、テーブルを断面にスライスした形状のパンが、棚に陳列されている。パルメザンチーズビスケットは、蝶のように一個ずつ吊るされている。雲の形状の綿菓子やバレリーナのコスチュームみたいなチュチュを着せた卵など、一時的なイベント例としては最も成功していると思われる。ブレティヨは、ランス市国立アートデザイン学校の素材課と食デザイン課で教鞭をとっている。
バスショールームでは、François AZAMBOURG (フランソワ・アザンブール) の光ファイバーによるインスタレーション及びバス空間の光演出がなされた。


BOFFI バスショールーム
© Aontoine Vescovi

バスタブと光ファイバー
© Aontoine Vescovi

François AZAMBOURG の演出は空間と商品を魅了する
© Aontoine Vescovi

Marc Bretillot のパルメザンチーズビスケット
© Aontoine Vescovi

チュチュを着た卵
© Aontoine Vescovi

卵を脱がせていくと、中には仕掛けが。。。
© Aontoine Vescovi

布のような生ハムをハサミで裁断して頂く
© Aontoine Vescovi

Boissons 2 pour 1
ワインと野菜ブイヨンがグラスに注がれる時に混ざる

デザイナー Marc Bretillot氏



● VITRA (Galerie St.Père)
今回初参加のVITRA社は、Galerie St.Père の空間にて展示をした。4月にパリ2区に新設したばかりの CARTIERグループのオフィス(リカルド・ボーフィル設計)内の家具は、VITRA社がコンペで選ばれた。A.LEVY(アリック・レヴィ)とのコレボレーションは初めてであるが、CARTIER社のコーポレートアイデンティティーを把握した上での提案は、空間に馴染んでいる。




(3点とも) CARTIER グループの新オフィス cité de Retiro内 © Arik Levy/Florian Kleinfenn

ギャラリー内2階の KVADRAT ショールームより見下ろす
George Nelsonのマシュマロチェア

ギャラリー サン・ペールでの様子

Belux社より開発された Arik Levy デザインの照明器具

VITRA の不朽の名作 EAMES “La chaise”も展示された

EAMES チェア DSW

ギャラリー サン・ペールにて展示をした VITRA


B A C K 
  1  
  2  
  3  
  4  
  5  



JDNとは広告掲載について求人広告掲載お問合せ個人情報保護基本方針サイト利用規約サイトマップ
デザインのお仕事コンテスト情報 登竜門展覧会情報

Copyright(c)1997 JDN
このwebサイトの全ての内容について、一切の転載・改変を禁じます。