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12カ月のパリ
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 12カ月のパリ
 


第9回
Les designer's days français 2003

 update 2003.06.11
レポート : 浦田 薫 / アート&デザインジャーナリスト 


今年のパリは、皐月晴れどころか季節が後戻りしているかのように5月は雨風が強く、そんな中、またもや公共機関の政府に対する年金制度案への不満がつのり、デモ&ストライキが行われた。バス、メトロが終日ゼロの日もあり、足止めをくらった市民はウォーキングシューズにリュックという軽装で、準備もよかった。しかし、予告されていた日以降も続行した翌日には、さすがに道路のクラクション音や、言い合いの騒ぎがあちらこちらで絶えなかった。

Designer's days
第3回目を迎えた“Designer's days”は、5月15日〜18日の4日間行われた。会期中、参加した36ヶ所のショップ、ショールームを含む展示会場が一般に公開された。デパートを除き、特別に日曜日も開店した。ストライキの影響で集客数が懸念されたものの、デザインに興味を示す人々には大した悪影響はなかったようである。
36ヶ所の展示会場の共通テーマは「フランス人デザイナー」。国民意識を示すタイトルでもあるようにも感じられるが、近年では、国内やヨーロッパレベルのみではなく、世界レベルで活躍するデザイナーたちが名前を連ねている。言い換えれば、「フランスデザインは売れる」時代なのである。

Rive Gauche & Rive Droite
今年は、27ヶ所を1日半で廻ったが、その中から印象に残った展示模様をピックアップしてお伝えする。
パリは、蛇行するセーヌ川の北側を右岸、南側を左岸と呼ぶが、家具メーカーの所在は圧倒的に左岸のサン・ジェルマン・デ・プレ近辺の6区や7区に集中している。


デパート samaritaine のメインショーウィンドーの様子
Starckデザインのチェア群

Christian GHION デザイン “Box Ofiice” X.O.社

Christian GHION デザイン 鉛筆立て “Box Ofiice” X.O.社

9月に発売予定の “MINI SKOOL” Starck デザイン



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