Designer's days
第3回目を迎えた“Designer's days”は、5月15日〜18日の4日間行われた。会期中、参加した36ヶ所のショップ、ショールームを含む展示会場が一般に公開された。デパートを除き、特別に日曜日も開店した。ストライキの影響で集客数が懸念されたものの、デザインに興味を示す人々には大した悪影響はなかったようである。
36ヶ所の展示会場の共通テーマは「フランス人デザイナー」。国民意識を示すタイトルでもあるようにも感じられるが、近年では、国内やヨーロッパレベルのみではなく、世界レベルで活躍するデザイナーたちが名前を連ねている。言い換えれば、「フランスデザインは売れる」時代なのである。
Rive Gauche & Rive Droite
今年は、27ヶ所を1日半で廻ったが、その中から印象に残った展示模様をピックアップしてお伝えする。
パリは、蛇行するセーヌ川の北側を右岸、南側を左岸と呼ぶが、家具メーカーの所在は圧倒的に左岸のサン・ジェルマン・デ・プレ近辺の6区や7区に集中している。