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多摩美術大学


obi plate

吉野陽子 / 環境デザイン学科

正装して行われるパーティーの食事の為のお皿を提案する。お皿を持って食べるという仕草から、自分の身に着けるものと化する、という考えをもとにお皿も衣服の一部として考え、“身に纏う器”というコンセプトのもとにデザインを考える。「帯」というキーワードをもとに形を考えていき、手を添えて食べる仕草によりお皿が各々の衣の帯となる様なものにした。帯の裏地と表地を使用するため、色を表と裏の二色にした。「重色目」という、平安時代の人々の衣服などの表・裏と、重ねた衣の色の組み合わせに基づいている。春夏秋冬からそれぞれ選出したカラーバリエーションにし、季節ごとに色を使い分けたり好みの色を選べるようにした。

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