
|

|

IAMAS


space 04

小西七重 / Studio1

「影おくり」という遊びがあります。晴れた日に地面に落ちる自分の影を20秒ほどじっと見つめ、次に空を見上げると空に白く自分の像が映って見えるというものです。私は子供の頃、この遊びに他の影を使った遊びとは違う奇妙な感覚を抱いていました。私が潜在的に意識しているであろう「私」の像と、目の前に現れる「私」の像を比較することによって、「私」の像は「私」でなくなります。私はその体験を可能にする空間と、体験によって見えるものに興味を持っています。
(インスタレーション)

|

|