建築とは大地の力を引き出し、人間の活動を助長するものだとしたならば、その集まりである街並みにはその場の特性が反映されているはずだ。日本中の街並みが均質化するということは正当なのだろうか。制作者の生まれた札幌を舞台に“アイデンティティを強く喚起する建築”を提案する。