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昨年からひきつづきパステルカラーは人気色であるが、今年はフォルムや素材もより繊細で強烈。少女が空想の中で遊ぶ世界を具現化しているようなデザインが多く登場した。押し花や丁寧に表された小花やシェルなど女性を象徴し、かつ女性の心をくすぐるモチーフも多用された。
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MOROSO/ joy/ Edward van Vliet
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Kartell/ bloom/ Ferruccio Laviani
小さなお花のピースを沢山組み合わせたフェミニンなデザイン
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Edra/ Cipria/ Fernando & Humberto Campana
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Bd Barcelona Design/ Tout va bian/ Antoine + Manuel 立体的なパターンが全体に施されたキャビネット
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MOROSO/ flower table/ Tord Boontje
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Sawaya & Moroni/ Dalmare/ William Sawaya |
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Royal Tichelaar Mukkum/ Fundamentals of Makkum/ Atelier NL
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スタンダードなデザインが増える一方で、昨年からあるオブジェ化の傾向も続く。今年はより進化して擬態化したものも多い。その代表がMelitaliaから発表されたGaetano PesceのColprado。コロラドの雄大な地形をそのままソファにした作品である。なんとも素敵な大人のパロディ。Kartellから発表されたPatricia UrquiolaのFrilly Stoolもカラフルな切り株やカヌレを想起させる。カラフルでキュートで気取らないデザインが多く登場した。
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Meritalia/ Colorado/ Gaetano Pesce
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MOROSO/ tailored chair/ Nika Zupanc 今年も楽しいニューデザインを発表したMOROSOから出されたとてもフェミニンなフォルムの椅子
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Kartell/Frilly Stool / Patricia Urquiola
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MOROSO/ moment collection/ Front 木のベンチに擬態したソファ
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MOROSO/ paper cloud/ 吉岡徳仁 フワフワとした雲に変身したソファ。
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Edra/ Cipria/ Fernando & Humberto Campana
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Edra/ Segreto/ Fernando & Humberto Campana ギラギラでグリッター感を全面に打ち出したEdra。潔さもかっこいい秘訣
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動物モチーフの家具は、1月のメゾンエオブジェに引き続き良く目についた。動物を象徴的にデザインしているものもあれば、ダイレクトに動物個体全体で表現しているものなど個性はそれぞれ。見ていると何となく笑いたくなるかわいさに、癒される人も多いだろう。
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Meritalia/ Gli Amici and Montarana/ Gaetano Pesce
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Cappellini/ Antlar/ nendo nendoの鹿の角モチーフを背面にデザインした椅子
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Cappellini/ Peacock / Dror Benshetrit こちらはクジャク
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bambi chairs/ 山本達雄 サテリテに出展されていた山本氏の鹿の椅子。手触りと細さが絶妙
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脈々と続く想定外の場所にゆがめられ飛び出したデザインの系譜。今年もヘルニアのようなデザインは健在である。そのいびつさゆえの存在感と美しさには不思議な説得力がある。
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driade/ Virgo / Xavier Lust
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Sawaya & Moroni/ Linia/ William Sawaya
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Sawaya & Moroni/ Libeskind Tea & Coffee Set / Daniel Libeskind
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ファブリックやパターンで新鮮に映ったのが、境界線が曖昧なもの。ラインがぼかされているパターンや色がにじみあっているもの、現実と虚構が混じり合っているものなどが登場した。
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MOROSO/ moment collection (Rug)/ Front
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Bisazza/ Summer Trees Commode/ Tord Boontje ガラスタイルをPCのピクセルに見たてたパターンを施したキャビネット |
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MOROSO/ Rug Morosoの会場に敷かれていたカーペット
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Normann Copenhagen New Danish Modern/ Blueclay/ Claydies
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「自分のデザインした椅子が、あらゆる名作椅子のように今後の椅子の規範になること」は、既に評価を確立したベテランデザイナーの目指すところであると思う。デザイナーの意思とメーカーの「確実に売れるスタンダードなライン」を作りたいという意識が一致した今年は、標準化を目指した椅子が多く発表された。いづれもデザイナーの個性が生かされ、その力量を十分に証明したデザインと仕上がりとなっている。 |
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Cappellini/ BAC/ Jasper Morrison |
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MAGIS/ Trattoria Sedia and Tavolo/ Jasper Morrison |
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lapalma/ Stil/ Patrick Norguet |
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MAGIS/ Vanity/ Stefano Giovannoni シンプルなフォルムの中にもジョバンノーニならではの色気が漂う |
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MAGIS/ 360°family / Konstantin Grcic |
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driade store/ RING/ Philippe Starck & Eugeni Quitllet |
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MAGIS/ Flower/ Pierre Paulin アクリルの透明性を活かした丸みのあるフォルムが独特の重みと美しさを生み出している。 |
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ユニークな印象のデザインが多く発表される一方で、スタンダードラインの流れの一部として新しくかつクラシカルなデザインも多く登場。20世紀初頭を彷彿させるフォルムと深めのカラーで来場者の目をひきつけた。
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Ceccotti/ TwentyTwo armchair/ Jaime Hayon
リヤドロに続きバカラでも美しく繊細でかつユーモラスな才能を見せたJaime Hayonデザインの椅子。
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driade/ Lucas/ Oscar Tusquets
スペインの建築家Oscar Tusquetsがdriadeから発表した椅子。小さめのサイズとフェミニンなフォルムが美しい
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driade/ Lisa/ Laudani & Romanelli
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driade/ Salomonica/ Oscar Tusquets
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zanotta/ Battista/ Anna Deplano
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Kartell/TATi/ Ferruccio Laviani
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クラシカルな印象の家具に引き続き、巨匠へのオマージュピースや復刻デザインも登場。
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artell/ MASTERS/ PHILIPPE ヤコブセン、イームズ、サーリネンの3人の巨匠がデザインした名作椅子の背面のラインを取り出しくみ出したユニークなオマージュピース
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Cappellini/ Homage to Mondrian/ Shiro Kuramata (1975)
倉俣史朗さんが約30年前にデザインしたモンドリアンへのオマージュピースがカッペリーニから復刻
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Cappellini/ Fronzini color / A.G. Fronzini (1975)
こちらもモンドリアンカラーで復刻されたFronziniのテーブルと椅子。タイムレスなデザイン
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Cappellini/ Proust Geometrica / Alessandro Mendini (1978)
20世紀のイタリアデザインのアイコンである椅子の復刻。
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Cappellini/ Archetto 自身へのオマージュともいうべき彫刻のようなキャビネット。鏡ばりの表面仕上げとまるで門のように大きなサイズ
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