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ドリームカムトゥルー展は、そんな海外進出の夢を具現化したプロダクトが一挙に集まった展覧会でした。整然と並べられた製品たちは、サテリテのプレゼン色の強い展示とは一線を画して、殿堂入りした風格さえ漂わせています。ジャンルごとに並べられた作品を見ていくと、メディアで見たことのある作品が幾つもありました。NENDO、AZUMI、ハッリ・コスキネンといった名前をプレートで確かめるたびに、サテリテが、若手のデザイナーにとって登竜門の位置を占めてきたことがわかりました。

また、日本人の名前も多く見られ、ここ数年にジャパンデザインがイタリアでも認められてきた印象を強くしました。いろいろ写真を撮りたかったのだが、ドリームカムトゥルー展は「ノーフォト」が徹底されており、写真撮影がほとんど許可されない代わりに、カタログの内容が充実していました。
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トランスフォーム(変容)部門に位置づけられたキュービックフローター。今年度のサテリテのパンフレットとろうそくが梱包されています。キャプションは「保護可能なオープンフレームのパッケージ」。2005年に展示した際には、イタリアの富豪から、100年もののワインを入れて展示したいという問い合わせがありました。現在は、株式会社中川パッケージが海外からの問い合わせにも対応しています。
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