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東北芸術工科大学プロダクトデザイン学科は、山形市に位置するけれども、私にとっては最もミラノに近い場所です。というのも、鈴木先生がミラノサローネに出展するたび、本学科の教員や有志の学生がイタリアへ視察に出かけるからです。デジカメで記録した膨大な写真は、4月末の授業ですぐに上映する。そこで、本学科の学生たちは、雑誌よりも早くその年のトレンドを押さえられるという仕組みです。

今年も、本学科からは私を含めて、三橋幸次教授、柚木泰彦准教授の3人が機上の人となってミラノを訪れました。鈴木先生の勇姿を確認する事はもちろん、サテリテに出品している各国の美大の動向を調べることも、重要なミッションです。不思議なことに、その年の展示の流行と、日本の各美大の卒業制作の動向が重なることは少なくありません。
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ミラノサローネ会場、Fiera。会場の中心を走るこの道は長さ1.5キロ。歩きやすい靴でどうぞ。
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サローネ内の休憩スペース。トロンプルイユ(だまし絵)の背景に、ソファーでくつろぐ人々。
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