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2007 ミラノサローネ特集
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鈴木 敏彦 : Milano Slone 2007 Report !
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全体は、以下の5つのテーマにゾーニングされていました。
Wit
Construction
Transformation
Form
simplicity
ぼくは、2004年に発表した「cubic floater」と 2005年に発表した「AHF shelving system」の2点が選定され、 それぞれ、Transformationとsimplicityに展示されていました。


展覧会の入り口

展覧会の入り口。「Avverati」とは、イタリア語で「何かが起こった」という詩的な意味合いを持つらしい。



初めてサローネを見てそのレベルの高さに愕然としたのが2003年。 そして奮起して2004年、2005 年と出展し、 今、その成果がまたここで評価されています。 ぼくのプロダクトへの少し遅いデビューを後押ししてくれたのも このサローネ・サテリテでした。 改めて感謝をこめて、10周年おめでとうございます! 写真、以下の文章は、ぼくが今年の3月までお世話になった、東北芸術工科大学プロダクトデザイン学科、准教授の杉原有紀さんにお願いしました。


展覧会の入り口

展覧会の入り口。ミラノサローネが若手デザイナーに門戸を開放したのは1998年から。それまで、プロダクトをメーカーにアピールする登竜門はほとんどなかったので、サテリテは現在も若手の登竜門として位置づけられています。



東北芸術工科大学プロダクトデザイン学科は、山形市に位置するけれども、私にとっては最もミラノに近い場所です。というのも、鈴木先生がミラノサローネに出展するたび、本学科の教員や有志の学生がイタリアへ視察に出かけるからです。デジカメで記録した膨大な写真は、4月末の授業ですぐに上映する。そこで、本学科の学生たちは、雑誌よりも早くその年のトレンドを押さえられるという仕組みです。

今年も、本学科からは私を含めて、三橋幸次教授、柚木泰彦准教授の3人が機上の人となってミラノを訪れました。鈴木先生の勇姿を確認する事はもちろん、サテリテに出品している各国の美大の動向を調べることも、重要なミッションです。不思議なことに、その年の展示の流行と、日本の各美大の卒業制作の動向が重なることは少なくありません。


ミラノサローネ会場、Fiera

ミラノサローネ会場、Fiera。会場の中心を走るこの道は長さ1.5キロ。歩きやすい靴でどうぞ。



サローネ内の休憩スペース

サローネ内の休憩スペース。トロンプルイユ(だまし絵)の背景に、ソファーでくつろぐ人々。




サローネは、世界中のメディアやデザイン関係者が大挙して訪れる見本市だけあって、情報の発信源となっているからでしょうか。そんな訳で、鈴木先生の活躍と、三橋先生の影響(かつて留学し、ミラノの事務所に勤めていて、イタリア語が堪能)によって、ミラノ・サローネはロンドン・デザイナーズブロックと並んで、学生たちの目標となっているのです。


サテリテ入り口

サテリテ入り口。プレゼンとプロモーションの熱気が、雰囲気を盛り上げます。


マルセル・ワンダースの、巨大なキノコ

市内の展示にて。マルセル・ワンダースの、巨大なキノコ。レースを樹脂で固めています。


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