ジャパンデザインネット
レポート
2005 ミラノサローネ特集
高橋美礼 : Milano Slone 2005 Report !(4)
≪
Report TOP
prev
←
4/10
4/11
4/13
best5-1
best5-2
next
→
第4弾はFuori Saloneと呼ばれる展示会場の中から、高橋美礼氏がセレクトしたbest 5をご紹介します。
上記写真はマルセル・ワンダースのランプも新しいプリント柄。
高橋 美礼
Mirei Takahashi
フリーランスデザイナー+ライター
東京生まれ。多摩美術大学卒業後、企業勤務を経てイタリアへ留学。ミラノ ドムスアカデミー マスターデザインコース終了。ニューヨーク近代美術館「Workspheres」展(2001年)参加。
< 展示 best 5 >
通称「Fuori Salone(フオーリサローネ)」と呼ばれる、Fiera会場ではなくミラノ市内で各メーカーがそれぞれ行う展示の中から、私が独断で選んだ5ヵ所を紹介します。
いずれもメーカーやデザイナーのネームバリューだけでなく展示会場そのもののコーディネート力が問われるフオーリサローネで、特に印象に残った展示でした。参加数が年々増加する傾向の中、いかに製品を魅力的に見せるかという工夫はもはや必須条件。それは場所選びの段階から差が付くようです。
Poltrona Frau
今回最も前評判の高かった、ポルトローナフラウ。ミラノ中央駅に沿うように位置する、元・郵便局だった建物をそのまま利用したという会場は想像以上の迫力で、まるで城壁かと思えるような厳つい建物に圧倒され、さらに人混みに揉まれながらも、どうにか入口までたどり着きました。
Poltrona Frau
ライトアップされた展示会場外壁。
Poltrona Frau
吹き抜け部分はラウンジとして使用。
カッペリーニ、トーネット、グフラムと合わせて4ブランドを、回廊式にそれぞれの部屋を区切って展示してある、とかかれたおおまかな案内図をたよりに端から進むものの、その広さといったら!
Poltrona Frau
カッペリーニの樹脂製長椅子。
これまでのコレクションのマイナーチェンジバージョンや新製品などが展示されているほか、イメージVTRやビデオを上映するスペースもあります。小さな博物館くらいのボリュームで、ひとつのメーカーの規模として今回最大だったことは間違いないでしょう。
Poltrona Frau
旧コレクションも様変わり。
Poltrona Frau
オーディオルームのシートがカラフル。
BANG&OLUFSEN
市立自然史博物館を舞台にオーディオ製品だけの展示って?市内にあるショウルームを使わず、家具が中心のサローネには異色ながらも独自の展示を行うというB&Oの告知に驚きつつ、公立公園内にある自然史博物館へ向かいました。
BANG&OLUFSEN
玄関にもスピーカーの展示。夜、ライトアップされたところを見られなくて残念。
BANG&OLUFSEN
ウサギももちろん剥製。
と、剥製たちに混じってテレビが、スピーカーが展示されているではないですか!最初に見つけたときには思わず笑ってしまいました。だって、剥製の動物たちがテレビを見たりスピーカーから流れる音楽に耳を傾けているように見えるのですから。愛らしくもあり崇高な様子でもあり、とにかく意表をつかれ、ひとつ見つけてはまた左右の展示ケースをきょろきょろ見回し、ここにも、あそこにも、と夢中で探すのもまた楽しいのです。ちょうどスケッチの授業で訪れていた小学生たちの目には、どんな風に映ったのでしょうか。
BANG&OLUFSEN
クジラの骨標本がお出迎え。
展示コンセプトは「In Naturevoluthion」。テクノロジーの発達と種の進化をなぞらえたプレゼンテーションに、自然史博物館ほどふさわしい場所はありません!
BANG&OLUFSEN
旧型のテレビも剥製風に並ぶ。
BANG&OLUFSEN
聴き惚れているような鷲。もちろん剥製。
BANG&OLUFSEN
熊も学習中のように見え。
next →
≪
Report TOP
prev
←
4/10
4/11
4/13
best5-1
best5-2
next
→
JDNとは
|
広告掲載について
|
求人広告掲載
|
お問合せ
|
個人情報保護基本方針
|
サイト利用規約
|
サイトマップ
デザインのお仕事
|
コンテスト情報 登竜門
|
展覧会情報
Copyright(c)1997 JDN
このwebサイトの全ての内容について、一切の転載・改変を禁じます。