JDN / 2005 ミラノサローネ速報 / 高橋美礼（4）


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高橋美礼 : Milano Slone 2005 Report !(4)

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←　ヴィトラ社でのインスタレーション。ロナン＆エルワン・ブルレックのパーティションツール「アルゲ（海藻）」は、プラスチック製でひとつひとつがバラバラになる。このツールを使用した会場風景については本文参照。

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今年で4回目になる「クリスタル・パレス」シリーズ。今回も10人のデザイナーを起用し、スワロフスキークリスタルガラスを使ったシャンデリアを発表、そして”あの”レニー・クラヴィッツもゴージャス系シャンデリアで特別参加、デザイナーとしてサローネデビューを飾った記念すべき展示だったと言えましょう。ぎりぎりミラノ市内とよべるような市街地からは外れたこの場所も、熱気であふれていました。

クリスタルのカット方法だけでなく技術的にも複雑な仕組みをもつシャンデリアの展示に選ばれたのは、工場跡地。まだ古い重機が置かれたままの寂びれた空間ときらびやかなシャンデリアの対比は、どこかノスタルジックな情景を醸し出していました。

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会場入口は素っ気なさすぎるが・・・。
　
　

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屋外には、トード・ボーンチェやスタジオ・ジョブらの製品。
　

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フェルッチォ・ラビアーニ（手前）、イヴ・ベハール（奥）。
　

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メッセージを映し出す、ロン・アラッドのシャンデリア。
　

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レーザー光線をクリスタルに反射させた、ポール・コックセージ。
　

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レニー・クラヴィッツの「カジノ・ロワイヤル」。
　

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「ホーム・コレクション」をテーマに掲げたヴィトラ社は、イームズ、ジョージ・ネルソン、ジャン・プルーヴェらクラシックなコレクションと新しいデザインを一堂に集めた展示というだけだったのですが、意外にも迫力ある空間でした。

会場はこれまでにも他のメーカーに使われたことのある、体育館のようなスペース。インスタレーションを手掛けたロナン＆エルワン・ブルレックのパーティション使いが最高でした。

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天井に下がっているのは、パーティションツール「アルゲ（海藻）」。
　

左：杉木源三デザインの正座用スツール。右：ぼんぼりスタンドランプ。中：山下順三デザインの竹を編んだフレームに漆塗りの天板を載せたテーブルと照明器。

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球技に使われる屋内コート、らしい。
　
　

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変わらぬイームズコレクション。
　
　

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ヘルツォーク・ド・ムーロンのランプ。
　
　

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同じく、スツール「ホッカー」。
　
　

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今年は特に日本企業の参加がフオーリ・サローネを盛り上げていたようで、実際どの日本メーカーも個性的な演出方法で来場者の話題となっていました。

タイム・アンド・スタイルも今回がサローネ初参加ということでしたが、独特の雰囲気作りによって良い「日本らしさ」が表現されていたのではないかと思います。イタリア人デザイナーのアトリエを期間中だけ借りたというちょっと秘密めいた隠れ家的な場所と、岩崎一郎、パトリック・シアのデザインがぴったり似合う、そのプロデュースは京都のスフェラが手掛けたとのこと。

Time&Style＋Sfera
市街地なのに人通りの少ない、穴場的な場所。
　

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とまどうくらい小さなエントランス！
　
　

Time&Style＋Sfera
岩崎一郎による「コントラスト」シリーズ。エスプレッソマシーンは年内発売予定。

Time&Style＋Sfera
地階へと続く展示会場に、パトリック・シアのデザイン。
　

Time&Style＋Sfera
配管の色までもデザイン？
　
　