サテリテの地下で《MINI WEARS BISAZZA》と題してMINIを展示していたモザイクタイル・メーカーのビサッツァ社。去年の地味な展示から一変して楽しくて大胆なインスタレーションを展開。
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別の会場で。《Antelope》カー。レイヨウという足の速い動物の名前がついているが、二両目のお風呂を使う場合はゆっくりと走ってほしい。ちょっと夢のような作品。
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マルセル・ワンダースとのコラボレーション《Soap Stars》。せっけんも洗面台もバスタブも同じ形。周りのモザイクがシックなだけに形のユニークさが目立って楽しい。
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アンティークな鏡や台に《SoapStars》を置くのがワンダース流。
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ワンダースの《Soap Stars》。こちらがせっけん。手にとって眺めたくなるほどシンプルでかわいらしい。
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ワンダースの《Soap Stars》。もちろんビサッツァ本領の美しいモザイクも十分に堪能することができる会場になっている。
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今年のカッペリーニ社は大きなスペースでたくさんの家具を展示。入り口ではくつろぐことのできる椅子と暖房を用意。ついつい座ってしまう。
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中に入るとブルーレック兄弟の《CLOUD》に出迎えられる。単なるパーティションではなく、本棚として、照明として使える。今年は白にカラー・バリエーションも加わった。手前に見えるのは《FISH CHAIR》。デザインはサティエンドラ・パカール。360度、どこから見ても美しくてシンプルな完成度の高いデザイン。
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古さの中に新しさを模索するマルセル・ワンダースの《NEW ANTIQUES》シリーズ
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同じくワンダース《NEW ANTIQUES》シリーズの椅子。
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カッペリーニ社の反対側にはポルトローナ・フラウ社の展示。エントランスの構成が目を引く。
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ポルトローナ・フラウR&Dセンターが発表したソファ《Arcadia》には永遠のエレガンスが漂う。プレス資料より。
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ロッキング・チェア《Don'Do》はジャン=マリー・マサードによるデザイン。静かで美しいデザイン。プレス資料より。
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B&B社では、白い部屋を演出。今年のサローネには欠かせない人気デザイナー、深澤直人の本棚やオラ・イトの椅子がさらに美しく見える巧みな演出だった。手前には、これも深澤直人デザインの小物が展示されている。日本にはなじみのない「キャンドルで食事」という異文化もうまく消化している。キャンドル・スタンドの名前は《Tetra》。
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同じく深澤直人のデザインから。こちらはドリアデ社のオブジェのような椅子《Ishi》。周りには《Muku》という木製の椅子やコート掛けなどのシリーズが置かれている。
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先に出てきたジャン=マリー・マサードも人気デザイナーの一人。カッシーナ社では印象に残る作品を発表。こちらは《ASPEN》。対照の形を合わせると、大きなソファーになる。ミラノに住む人にはインテリア・ショップが散歩道。「おばあちゃん、この椅子気持ちいいよ。」
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同じくマサードの《AUCKLAND》。新しいデザインなのに、自分がいつの時代にいるのかわからなくなる。
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サワヤ&モローニ社のウィリアム・サワヤもクラシックを意識。椅子《Eloiiise》やCD用戸棚などのシリーズは《Barock n'roll》と名付けられている。現代を表現するのにふさわしいからクラシックに歩み寄る。柔らかい形、しなやかな線。サワヤは「今はそれが似合う時代」と言う。(c) SAWAYA & MORONI 2005
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伝統の中にある美しさ、日本も得意のテーマである。京都のデザイン・ユニットWA-Quの展示から。谷口一也の《TOKO II + BON》、杉木源三の《Kinchaku》、角直弘の《遠い森のことば》、日本にとどまらない美しさを表現している。
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ボンベイ・サファイヤは毎年、サローネ期間にマティーニ・グラスの学生コンペの優勝作品を発表する。今年優勝したのはロシアの学生ビクトリア・トレニーナとアレクセイ・サビルロフによる《Flowing Down Drops》。今年勝ち取った要素は「原点の美しさ」。プレス資料より。
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