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今回デザインだけではなく、パッケージにも面白い作品がありました。ここで紹介する作品は、両方ともサテリテで見かけたものです。ひとつはパッケージを目的としたものですが、もうひとつは教育機関が出展していたブースで目にして気になったものです。「パッケージ」という発想と背景にある主張、「世界平和を願い、戦争に抗議する」というコンセプトに若いエネルギーを感じました。

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《Cubic floater》 は 「パッケージする」 という行為そのものをデザインしたかのようである。美しいながらも実用的。 デザイン:鈴木敏彦。プレス資料より。

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例えば、「座る」 という動きをデザインした椅子のなかでも折りたたみ式のものがたくさんあります。この折りたたみ椅子はサテリテからご紹介します。
まず韓国から来たNamjoo Joh。折りたたみの機能もさることながら、こちらは、椅子の質感に圧倒されます。鉄でできたどっしりとした椅子は「どうやってイタリアまで運んだのですか?」と聞いてみたくなります。「ええ、航空便で運びました」 と答えるNamjooからは、さりげないながらも力強いデザインをする雰囲気が漂っていました。
もうひとつは前述の山田佳一朗デザインの 《PLIES》。「折りたたまれた状態も美しく見えるようデザインしています」 とディテールにこだわったデザインを見せていました。

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サテリテにて。イスラエルのHolon Academic Institute of Technologyによる、展示というよりパフォーマンス。インパクトがあった。病院で目にする点滴機材を使ったパッケージ。

同じく 《PLIES》。折りたたんだ状態で自立する。バランスが緻密に計算された、美しい作品。プレス資料より。

同様に折りたたみ椅子 《SPHINX》 をたたんでいるのがデザイナー、山田佳一朗氏。

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