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前回の速報に引き続き、デザインディレクター桐山登士樹氏と須田ますみ氏による2001年ミラノサローネのレポートをお届けします。 □ 昨年の速報、レポート □ミラノサローネ ■ 前年との比較 昨年までの、ホワイト・シルバー・トランスペアレンシーといった傾向から一変し、カラーが会場に溢れ出した。フォルムやエッジもやや丸みを帯びて、ソフトな印象を与える。 ■ カラー、素材 カラーに関しては、落ち着いたオレンジやレッドが一番多く見られた。ついで、イエロー、ピンク、パープルやブラウン。そして、幅広いグラデーションのグレーや黒が全体のトーンを引き締めている。塗装による仕上げやファブリックの素材感を生かしたニュアンスのある色使いが特徴的。 一方、素材に関して。ソファの張地などに、荒い織りのファブリックやフェルト、毛足の短い柔らかな起毛素材など思わず手を触れたくなるようなものが多かった。ビニールレザーも、ドットの凹凸が型押しされたものなど凝った使い方がされている。 木目は、中間色のボリュームが減り、ライトベージュの明るいものとブラックに近いダークブラウンの比率が増えた印象。 ライトベージュの木目にアルミのシルバーをエッジに合わせたシェルフなどは、ミニマルな鋭いデザインで疲れた目に新鮮に映る。 ■ デザイナー ジャスパー・モリソン、マーク・ニューソン、ジェームス・アーヴィンらに続き、次々と新しいデザイナーが頭角を現している。今年は特に、コンスタンチン・グルチッチの活躍がはなばなしい。会場内でも市内のギャラリーでも名前を見かけることが多かった。他には、フィリップ・スタルクの事務所でトムソン・ミュルティメディア社のプロジェクト責任者を勤めていたマタリー・クラッセ。独立後、順調に活躍の場を広げている。「Artemide」で、独自の世界を表現した作品を発表している。また、「FLOS」にマルセル・ワンダースが起用されるなど、リチャード・ハッテンを筆頭に、「Droog Design」で知られているデザイナーの精力的な活動が見られた。 ■前年との比較、カラー、素材、デザイナー サローネブースより ■ Zanotta ■ Campeggi ■ Kartell ■ Classi Con ■ Edra ユーロルーチェより ■FLOS ■Artemide ■サテライト館 ■市内の展覧会 ミラノサローネ 公式サイト(伊・英語) http://www.isaloni.it/ [テキスト] 桐山登士樹(デザインディレクター) 須田ますみ |
![]() サローネ会場外観 ![]() サローネ会場 ![]() Magis ブース ![]() Liv'it ブース ![]() ![]() ![]() ![]() 左上;Kartell、右上;Zanotta 左下;Edra、右下;FLOS |
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