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japan japanese

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日本的なるものの寡黙な美

著者 ヘルムート・シュミット
発行 朗文堂
仕様 250×255mm、上製本、108ページ、独・英・日本語表記
価格 3,800円(税込)
ISBN 978-4-947613-83-7

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大塚製薬「ポカリスエット」、資生堂 「ELIXIR」、「IPSA」のロゴデザインを手掛けたことでも知られる、グラフィックデザイナーのヘルムート シュミットが、スイスのティポグラフィシェモナーツブレッテル誌に連載(1968年1月~1973年3月)した内容をまとめた一冊。

スイスのティポグラフィシェ・モナーツブレッテル(TM)誌のルドルフ・ホシュテトラー編集長より手紙を受け取った。タイポグラファの目を通して見た日本のフォルムや暮らしの中の道具といったものを紹介する記事を毎月連載してみないかという誘いであった。
このシリーズを「Japan Japanisch」(ニッポンのニッポン)と呼ぶことにした。というのは、私自身が理解している日本、すなわち、かつて存在した、そして今も存在してる日本、更にこれから発見されるべき日本を伝えたいと思ったからだ。
40年以上の時を経て、この連載記事は、僅かな変更とテキストを追加して、一層充実した本のかたちで生まれ変わった。(本文より抜粋)


【著者プロフィール】
ヘルムート シュミット
1942年オーストリア生まれ。
ドイツにて植字工の訓練を受けた後、スイスのバーゼルデザイン学校でエミール・ルーダーの下、タイポグラフィを学ぶ。欧米各地で活動した後、大阪のNIAに勤務。1981年独立、以降デザインの制約と自由という二元性に直面しながら制作活動に携わる。弘益大学(ソウル)、神戸芸術工科大学で教鞭を執るなど教育活動にも従事。また、長年にわたる『TM』『baseline』等のデザイン誌への寄稿、自主プロジェクトなどを通じて、世界中のデザイナー、学生に大きな影響を与えている。著書『タイポグラフィ・トゥデイ』は、「現代の古典」と評される。日本での主な仕事に、大塚製薬「ポカリスエット」、資生堂「ELIXIR」、IPSAのロゴデザインなど。
AGI会員。(ギンザ・グラフィック・ギャラリーより)

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