• Ryu Kyu Iro
  • Ryu Kyu Iro
  • Ryu Kyu Iro

Ryu Kyu Iro

海と森と風。沖縄の自然をとじこめる

沖縄の自然を優しく閉じこめた、琉球ガラスのアクセサリー「Ryu Kyu Iro」は、沖縄全土のものづくりを盛り上げている、「ゆいまーる沖縄」さんのプロジェクトです。”沖縄の工芸品”を使ったアップサイクルという依頼で、まず軸をつくっていくために沖縄らしい場所を案内していただきました。いろんな側面から沖縄らしいところに連れて行っていただいたのですが、印象的だったのは沖縄の焼物である「壺屋焼」をつくっている壺屋というエリア。

そのエリアには自然を拝むスポットが点在していて、みなさん定期的に拝んでまわっているそうなんです。このエリア以外でも沖縄の人々は、神道というわけではなく、純粋に拝んだり自然を尊びながら過ごしてるのが印象に残って…。それを象徴したり、どこか繋がるようなものにしたいということと、琉球ガラスを観に行った時の印象が合わさって、沖縄の自然を切り取ったようなアイテムにできないかな?と考えました。

琉球ガラスをつくるには溶かして成形するんですが、溶かし具合を沖縄の景色に見えるように成形してもらいました。半透明の部分は、沖縄の柔らかい風をイメージしています。

「Ryu Kyu Iro」を見た方が、沖縄に行きたくなってくれれば本望です。もちろん沖縄に着けていってもいいし、行ったことある人がアイテムを見て沖縄を思い出してくれるというのもうれしいですね。沖縄の自然の良さを伝えたいのが一番なので、土地と人を繋いでいけるようなアイテムになれたらいいなと思っています。

■夏の過ごし方・思い出

夏に思わずたくさん食べてしまうのは、ハーゲンダッツのアイス。冷蔵庫に常時たくさん蓄えていて、毎年決まって食べてしまいます(笑)。

何もしないと「あ~今年の夏、何にもしなかったな…」って感じてしまうので、時間が許せばこの時期にできることをしたいなって思っています。したいことのひとつは川下り。お墓参りに毎年夏に京都に行くんですが、嵐山の川下りはおすすめです。ボートに乗っていると自然の涼しさを感じる、突然ヒヤッとするポイントがあって。その感覚は夏じゃないと味わえないと思うんです。クーラーで涼しくなるのは普通ですけど、自然な涼しさは自分で取りに行かないと味わえないものですよね。手持ち花火とかもみんなが集まるようなシチュエーションと場所がないとできないから、機会があった時は「いい夏だったな」って思うんですよね。

辰野しずか

1983年生まれ。英国のキングストン大学プロダクト&家具科を卒業後、デザイン事務所を経て、2011年「+st」を設立。家具や生活用品、ファッション小物のデザインを中心に、企画からディレクション、付随するグラフィックデザインなどさまざまな業務を手がける。2016年 ELLE DECOR日本版 「Young Japanese Design Talents」を受賞。

+st
http://www.shizukatatsuno.com/

Ryu Kyu Iro
http://eandb.utaki.co.jp/ryukyuiro/

[ 特集トップ ]