あのヒトが選ぶ、BEST BUY 2016あのヒトが選ぶ、BEST BUY 2016

セコリ荘宮浦晋哉が選ぶベストバイ2016
“着物と洋服の中間のような、ふわっと包まれるシルエット”
セコリ荘 宮浦晋哉

名古屋芸術大学特別客員教授。1987年、千葉県生まれ。杉野服飾大学、ESMOD JAPON東京の夜間部でパターンメイキングとファッションデザインを学ぶ。大学卒業後、London College of Fashionに進学して、在学中にまとめた論文をきっかけに、日本のものづくりの創出と発展を目指した「Secori Gallery」を創業。国内の繊維産地を回りながら、キュレーターとしてさまざまな事業やプロジェクトに携わる。
http://secorisou.com/

MITTANの丹前コート

知り合いの「MITTAN」というブランドの丹前をベースにしたコートです。いいアウターないかなあと思ってたときに、展示会でこれを見てすぐに注文しました。MITTANがデビュー前からのお付き合いで、愛用してるアイテムが幾つかありますが、初めて大きめのアウターを買ったんですよね。

縫製も中の綿入れも、すべて浜松の半纏工房で行われています。表地は日本トップレベルの高密度が織れる浜松産の高密度の生地を使用しています。他になかなかない感じが気に入ってます。着てみると、めちゃくちゃ暖かくって、ダウンとかはあまり僕の気分じゃなくて、これをヘビロテしています。シルエットも着物と洋服の中間みたいで、ふわっと包まれるような感じが気に入ってるんですよね。もんぺにも合わせられるし、ジーンズとかにも合うし、まさに現代の民族衣装みたいな感じです。

若いときより、ずいぶん洋服を買わなくなっちゃったんですけど、それでもまだ展示会で買うことは多いです。展示会だと後払いだったりするので、忘れたころに届いて支払いに追われてる感じですね(笑)。

■いま欲しいもの・探しているもの
ずっと探しているのは使い勝手の良いバックパック。なかなか出会えてなくて…。出張が多いので、折りたたみ傘も入って、パソコンも入って、カメラがうまく入る、2泊3日とかに適したものがいいですね。

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