ミラノ万博、レポーター:天野忠夫氏

2015/5/8 13:09

いよいよ、ミラノ万博が開催されました。
(色々と問題がありましたが…)

4/30は前夜祭「The Opening」ドゥオーモ広場。首尾よく招待状をゲット。スカラ座シンフォニーとA.ボチェッリをはじめとする一流声楽家の生の美声。
広場は超満員。有名オペラのアリア集。「トラヴィアータ」「トスカ」「ナブッコ」など。
今さらながらイタリアの音楽は素晴らしい。
そして最後は「オー ソーレ ミオ」の大合唱!

感動、、、音楽の力はスゴイ。
ヴィヴァ イタリア!
世界に誇れるモノがあることは凄い。

さわりの動画はこちらで、、
Expo: Folla in Piazza Duomo, Bocelli duetta con Lang Lang

5/1は開幕セレモニー。
「今この時、何億人もが食糧不足。万博は世界の連帯感が主役」とローマ法王のヴィデオ・メッセージ。
「これは地球の生存条件変更のチャンス。ミラノ、イタリアが世界の主役となる」と首相のスピーチ。
と、単なる国際観光食品物産展では無いはず。
この万博のメインテーマをいくつのパビリオンが理解してるだろう?

さすが、スイス館は明快。
来館者は好きなだけ自由に展示してある食品を棚から取れる。が「会期中にカラにならないように、後の人の事も考えてネ」と、一言書いてある。

さあ、今後の地球の食糧と再生を考える半年間のイベントが始まった。

レポーター:
天野忠夫 Tadao Amano
1991年StudioTADをミラノで主宰。プロダクト、スペースデザイン、デザインコンサルタント、イベントプロデュースなど総合的に行う。
ミラノサローネは1987年より継続視察、2005年より主催者COSMITとコラボ。
近年は日本でも活動始め、4/4リニューアルオープンの「ふじさんミュージアム」の外観デザイン担当。
ミラノ工科大学契約教授。ミラノ外国人記者クラブ会員。