2016年は読者のみなさんにとってどんな年だったでしょうか? 編集部としては、2017年1月10日(火)のサイトフルリニューアルに向けて、忙しく動き回っていたな…という感想です(笑)。
さて、2016年最後の記事として「2016年下半期のすてきな印刷物!」と題した記事をお届けします。上半期にも同様に掲載した企画なのですが、毎年JDN編集部に届く、たくさんのフライヤーやリリースなどの印刷物の中から、個人的に素敵だなと思ったものを紹介します。
金氏徹平のメルカトル・メンブレン(展覧会フライヤー)。アーティスト・金氏徹平さんの爆発力のあるエネルギーを表現したようなフライヤー。A4の紙にサイズが少しずつ小さくなっていく紙が5枚くっついています
付属の5枚には、関連イベントのお知らせが記載されています
GUSTAVEくん by HIGUCHI YUKO(展覧会フライヤー)。手に取ったときにまず、「えっ!破れてる!?」と、驚いたフライヤー
展覧会のテーマになっているGUSTAVEくんが、ガジガジとかじってしまったかのような大胆な紙加工
小金沢健人展「煙のゆくえ」(展覧会フライヤー)。煙のような粘土のかたまりのようなモチーフが配置された、インパクトのあるフライヤー。緑と濃いピンクのビビッドな色合いが目を引く
藍色カップ(展覧会フライヤー)。170人のクリエイターと有田の窯元がつくる磁器展のフライヤー。デザインは大原大二郎さんが担当。既成の文字はほとんど使わず、手描きの文字と線で構成された仕上がりはインパクト大!
畠山直哉 写真展 まっぷたつの風景(展覧会フライヤー)。横長に三面開きになるフライヤーは、長細い窓から風景を見ているかのよう。光沢のある銀色の紙に印刷された、贅沢な仕上がりです
安野光雅のふしぎな絵本展(展覧会フライヤー)。安野光雅さんの「さかさま」という作品を全面に使ったデザインのフライヤー。さかさまというタイトルどおり、下段の絵は上下が、文字は左右が反転している
保存展(展覧会フライヤー)。“保存”をテーマに、標本や家電などさまざまなコレクションを紹介した展覧会のフライヤー。文字、写真、色が絶妙に合わさり、展覧会の世界観がはみ出ているかのようです
TOKYO数寄フェス(イベントフライヤー)。上野恩賜公園エリアを舞台として、「数寄」ということばを軸にアート作品やワークショップを開催したイベント。「数寄」という文字を柄や絵などでいじっていみている様子が、さまざまな交流や文化が生まれるイベントにふさわしい
いかがだったでしょうか?。個人の趣味が出てしまっていますが、読者のみなさんにとってもお気に入りのフライヤーが見つかれば嬉しい限りです。では2017年も、パワーアップした「JDN」にお付き合いください!楽しい企画やイベントを考えていきます!
石田織座(JDN/デザインのお仕事)