レポート イベント、アートフェス、見本市、新店舗など、編集部目線でレポート
スイスデザイン展
世界中で愛されるデザインの国スイスの全貌を紹介する日本初の試み
2015/02/04
JDN編集部
4:マックス・ビルとモダンデザインの哲学
バウハウスに学び、グラフィックデザイン、プロダクトデザイン、建築、絵画、彫刻、理論、教育など多彩に活動したマックス・ビル(1908-94)。スイスデザインのみならず、モダンデザイン全般に大きな足跡を残した巨匠だ。グラフィックデザイン、建築、家具、時計などとともに、機能性と美、デザインの社会的責任などをめぐる哲学についても明らかにする。
5:スイス・タイポグラフィーとグラフィックデザインの黄金時代
20世紀中葉はスイスのグラフィックデザインの黄金時代。バウハウスや抽象芸術の影響下に成立した「スイスタイポグラフィー」は、明快な書体と厳格な構成によって世界のグラフィックデザインを刷新し、今日にいたるまで大きな影響を与えている。黄金時代を担った作家たちを一堂に紹介。
6:スイスデザインの現在
近年のスイスデザインアワード受賞者から、今日的な課題に取り組みデザインの可能性をきりひらく、アトリエ・オイをはじめとする現代のデザイナー19組の仕事を紹介。あわせて、スイスデザインの歴史に刻まれたシンプルで機能的なモダンデザインの定番作品も紹介し、スイスデザインの歩みと現在を探る。
7:ル・コルビュジエとスイスデザイン
近代建築の巨匠ル・コルビュジエ。活動の根底には、素材や伝統、そして自然に対する細やかな感性、そして合理性、機能性、普遍性に対するあくなき信頼といった、いわばスイス的な特性が脈打っている。ル・コルビュジエにみられるスイス的な特質を再考し、さらにル・コルビュジエを通してスイスデザインを考える。
- ●取材協力
- 東京オペラシティアートギャラリー
https://www.operacity.jp/ag/ - 日本・スイス国交樹立150周年記念 特設ウェブサイト
http://swiss150.jp