ル・コルビュジエらとともに、LCシリーズなど数々の名作をてがけたシャルロット・ペリアンの単独デザインとなるスツール、「TABOURET MERIBEL（メリベル スツール）」「TABOURET BERGER（ベルジェ スツール）」が、Cassina ixc.（カッシーナ・イクスシー）より販売開始される。

メリベルは搾乳時に使うスツールとして1961年から1962年にデザインされた。幾何学的にカットされた脚が特徴的だ。フランスのメリベルにある伝統的な木造家屋用として、アルプス地方の典型的な内装からインスピレーションをうけ制作されたスツールだ。

ベルジェは名前の通り「ベルジェ＝羊飼い」のためのスツールから着想して1953年にデザイン。1955年に東京で開催した「巴里ー芸術の綜合への提案　ル・コルビュジエ、レジェ、ペリアン三人展」で初披露された。

いずれもシャルロット・ペリアンの山への深い愛情と情熱が込められたスツールだ。自然素材である「木」の美しさを研究し、原始的なフォルムを用いることで「シンプルな素材は想像力をかき立てる」というペリアン自身の言葉を具現化している。

アメリカンウォールナット材ナチュラル塗装、オーク材ナチュラル塗装、オーク材ブラック染色塗装の3タイプ展開。