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Barber Osgerby / Tip Ton
9度の傾斜が生み出す新感覚のチェア
2012年に開催するロンドンオリンピックのトーチデザインを手がけたことでも話題のイギリス人デザイナーユニットBarber Osgerby(バーバー・オズガビー)。彼らが初めてvitra社と手がけた新作「Tip Ton(ティップトン)」がいよいよ日本でも販売開始となる。
ベースの先端(=Tip)に傾斜があり、座り方によって前傾する形状から「Tip Ton」と名付けられた新感覚のチェアだ。
絶妙に計算された9度の傾斜による軽快なチルトアクション(前方に座面が傾く機能)で、日常のデスクワークや食事をするときも、骨盤と背骨を正常な位置に保つことができるという。
木製チェアのようにも見えるが、耐久性および費用対効果を考慮し、プラスチックの射出成形で現代的に表現。カラフルな8色展開でスタッキングも可能だ。
当初、学校や図書館など公共施設での利用を想定し、教育の場に適した役割を担うチェアとして開発されたが、9度の傾斜はオフィスやダイニングでも効果的。あらゆる環境で幅広く活用することができそうだ。
デザイナー:Barber Osgerby(バーバー・オズガビー)
Edward Barber(エドワード・バーバー)とJay Osgerby(ジェイ・オズガビー)によるデザインユニット。共に1969年英国生まれ。ロンドンのRCA(ロイヤル カレッジ オブ アート)で建築を学んだ後、1996年にスタジオを設立。同年にデザインした「Loop Coffee Table」が、各国の美術館で永久保存品に選ばれるなど注目を集める。その後もヴィトラ(スイス)、クラシコン(ドイツ)、マジス(イタリア)、エスタブリッシュド&サンズ(イギリス)、フロス(イタリア)など、グローバルに展開する名門家具ブランドから優れたプロダクトを発表し数多くのデザイン賞を受賞。近年ではロンドンオリンピックのトーチのデザイン(2012年)を担当するなど、プロダクトや空間デザインの分野で独創的なスタイルを提案するデザインユニット。
ブランド:vitra.(ヴィトラ)
1934年にスイスで店舗什器の製造メーカーとして創業。創業者であるヴィリー・フェールバウムがイームズ夫妻と出会い、家具の製造販売権を獲得したのをきっかけに、1957年より家具生産に乗り出した。以来、マリオ・ベリーニ、ジャン・プルーヴェ、ジャスパー・モリソン、ロナン&エルワン・ブルレックなど世界的なデザイナー、建築家がデザインしたファニチャーを世に送り出し続けている。1989年、ドイツにヴィトラ・デザイン・ミュージアムを設立。4,000点を超えるコレクションをもち、名作家具の復刻にも力を注いでいる。
Tip Ton(ティップ トン)
カラー | basic dark / red / ice grey / stone white / mustard / earth grey / glaciel blue / cactus |
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サイズ | W509×D555×H786/SH462mm |
素材 | ポリプロピレン |
価格(税込) | 27,300円 ※2012年3月下旬より販売予定 |
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