ロンドン発の彫刻的な電球型蛍光灯「PLUMEN（プルーメン）」が日本でも発売され話題となっている。

2本の滑らかな曲線が絡み合い、まるでフィラメントが露出しているかのような美しいデザイン。見る角度によって、いくつもの形状が存在しているような不思議な感覚に陥ることだろう。

何度も試行錯誤を重ねた末に生まれたユニークでエレガントなフォルムは、どこから見ても美しい。白熱球に近い色目をもたせた温かみのある光は、直接見ても目に残像が残らないように輝度を分散させている。手で触れる程度の発熱なので、ベッドサイトの照明にもおすすめ。いろいろなソケットに組み合わせて、この美しいフォルムを堪能してほしい。

「世には溢れかえるほどの省エネランプが存在するが、プロダクトとして愛せるものがひとつもない」これは開発者の一人であるMichael George Hemus（マイケル＝ジョージ・ヘムス）の言葉。彼はこのアイデアをもとに、イギリス人デザイナーのSamuel Wilkinson（サミュエル・ウィルキンソン）にデザインを託し、白熱球の使用電力を約8割カットした愛すべき省エネランプが誕生した。

ロンドンの新進デザイン家電ブランド、Hulger（ハルガー）社が2010年に発表。BRIT INSURANCE DESIGN OF THE YEAR 2011受賞、D&AD BLACK PENCIL AWARD 2011受賞、DESIGN MUSEUM LONDON 常設展示品、MoMAのパーマネントコレクションにも選定されている。