NPO法⼈第3の家族が、2023年11月に「家庭環境データ2023」を公開した。家庭環境データとは、全国の15歳から25歳の400人を対象に家庭環境に関する調査を実施し、「家庭を⾃分の居場所だと思う群」「家庭を⾃分の居場所だと思えていない群」で調査結果の⽐較をおこなったデータのこと。

家庭環境データにおける認知度を上げるため、2023年11月19日に渋谷の「100BANCH 3F」にて関連イベントが開催される。集計したデータの調査結果やグラフィックの展示では、データの表現手法として「視覚比喩」を用いる（「死にたくなる」事象を「沸騰してあふれそうな鍋」で表現するなど）。これにより、当事者が傷ついていることに気づいたり、社会が立ち止まって考えたりするきっかけづくりを目指す。

展示会場内では、2つのトークイベントも実施。ひとつめは「『支援』のハードルを下げるには」をテーマに掲げ、同目的を達成するためにユニークな工夫をする団体の代表者4人が登壇。2つめは「当事者裏座談会」と題し、当事者と同NPO代表らが家庭環境データには載せきれなかったリアルな実態について語る。

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