2017年夏に開催予定の「札幌国際芸術祭2017」、ゲストディレクターに大友良英氏の就任が決定

2017年夏に開催予定の「札幌国際芸術祭2017」、ゲストディレクターに大友良英氏の就任が決定

2017年夏の開催向けて準備が進められている「札幌国際芸術祭2017(Sapporo International Art Festival 2017)」、ゲストディレクターとして音楽家の大友良英氏に就任が決定した。地域がホストとなりゲストディレクターがともに札幌国際芸術祭をつくり上げていく。

選考にあたっては「札幌国際芸術祭2014」の経験を踏まえ、以下3点を条件として検討を進められた。

・市民の関心を喚起することができる芸術文化の実践者
・美術領域のみに限らず、現代社会に対して広い視野を持ち、札幌国際芸術祭にふさわしい方針(テーマやコンセプト)と展望を提示することができる人物
・テーマやコンセプトを自らの言葉で説明し、発信できる人物

大友良英氏は、ギタリストやターンテーブル奏者としてフリージャズやノイズミュージックの分野で活躍する一方、作曲家として映画音楽やテレビドラマの音楽なども数多く手掛けており、2013年にはNHKの連続テレビ小説「あまちゃん」の音楽も担当するなど、幅広い年齢層からの支持を得ている。

また、近年は「プロジェクトFUKUSHIMA!」など市民参加型のプロジェクトにも精力的に取り組んでおり、「札幌国際芸術祭2014」の事業として実施した「フェスティバルFUKUSHIMA!北3条広場で盆踊り」、「オーケストラSAPPORO!」には多くの市民が参加。同イベントは継続開催され、今年も「さっぽろ八月祭」として、たくさんの来場者と共に札幌の夏を盛り上げた。

大友良英氏のメッセージ(一部抜粋)
「わたしがゲストディレクターに選ばれるというのは、誰にとっても意外なことだったと思います。なにしろ当の本人もびっくりしているくらいですから。札幌が、そのくらい意外な人選をしたということは、誰も想像つかないような芸術祭をわたしにやってくれ・・・という強いメッセージだとも受け取りました。幸い札幌は、わたしの音楽のキャリアのスタートから深い関係のある土地です。全力でこの依頼、受けたく思います。」

https://www.sapporo-internationalartfestival.jp/