ファウン展

沖縄のcoconova名護にて、「ファウン展」が2023年8月13日から8月20日まで開催されます。
—以下、公式サイトの紹介文を抜粋—
「ここだからこそできる作品とは何だろうか?」
アートユニットukiの初めての個展は、「やんばる」の中にある「coconova」という場所で行うことになった。「coconova」は、子どもから大人まで幅広い年齢層が集まる地域のコミュニティースペースだ。毎日のように教室やイベントが開かれ、ユーザーが広い余白を使い倒している。「coconova」の運営の方に話を伺うと、話の中で何度も「公園」というワードが出てきた。「ここは公園のような場所。ふらっと立ち寄れる、自由な場所を目指している。」そう語る運営の方は、LINE電話で話している間「coconova」の中をあちこち移動していた。
今回貸してもらうことになったギャラリーは2Fフリースペースの中にある。診療所の跡地ということもあり、スケルトン状態になった天井面は約5mもあった。フリースペースでは日々様々なイベントが行われていて、「公園」を象徴するような場所である。そこで僕らは、公園の中にある一つの小さな「fountain」のような立体作品を制作した。
「fountain」とは、水が噴出する装置やその水が流れる場所を指す言葉である。もうすでに「coconova」には人が集まる場所がいくつもある。その中にあるギャラリーがアート作品によって孤立しないように、水のように軽やかな構築物にできないかと考えた。
構成としては、約27mある写真をひとつながりにした帯を螺旋状にし上部に向けて広がりを持たせた。また、海岸の波打ち際の写真を使い、軽やかなイメージとした。写真はリソグラフを用いて色と素材感に変化を作り、一瞬で変わってしまう波打ち際を切り取った要素をより抽象的に表現した。
僕らは今年の一月に、東京の渋谷ヒカリエにて「Yambaru surfung」という作品を展示した。それはお互いが見ている「やんばる」を再考し、構成する輪郭やテクスチャーを多層的に重ね、それを「やんばる」の稜線に沿ってカットし、より地形の変化を感じられるようにしたものだ。
2人で行き全身で「やんばる」を感じながら撮った「やんばる」の写真は、これまでのイメージをゆうに超えた、多様性に溢れる場所だった。
もうすでに「coconova」という場所も「やんばる」の中にある多様性の一つになっていると思う。人々の自由の源になりつつある「coconova」という場所で展示する僕らのこの作品が、変化を続ける「やんばる」の中で水源のように人の拠り所になることを期待する。
開催期間 |
2023/08/13(日)~2023/08/20(日) ※イベント会期は終了しました
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時間 | 10:00~20:00 |
休館日 | 月曜日 |
入場料 | 無料 |
参加アーティスト | uki |
会場 |
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会場URL | https://social-design.town/coconova/ |
詳細URL | https://uki-uzuki-kiyoto.studio.site/fountain |