岡上淑子コラージュ展-はるかな旅

《はるかな旅》1953年 紙、コラージュ © Okanoue Toshiko, A Long Journey 高知県立美術館所蔵《はるかな旅》1953年 紙、コラージュ © Okanoue Toshiko, A Long Journey 高知県立美術館所蔵

1928年高知市生まれの岡上淑子は、「幻のコラージュ作家」として今大きな注目を集めている。

岡上は、おもに1950年から1956年にかけてのわずか7年間に、進駐軍が残した洋雑誌を切り抜き貼り合わせ、約140点の独創的なコラージュ作品を制作した。これまで誰も見たことのない夢のような世界を紡ぎ出した岡上作品は、幻想的でありながら現実感に裏打ちされ、優雅で繊細ながら、時に苦悩や死の気配を帯びた不穏な物語を感じさせ、鮮烈な印象を残す。

敗戦後の日本において、美術評論家・瀧口修造によって見い出され、希有な才能を開花させた岡上だったが、結婚を機に美術界から姿を消し、1996年に“再発見”されるまで長らくその存在は忘れられたままだった。しかし、2000年に72歳で開催された個展以降、再評価のスピードは目覚ましいものだ。高知県立美術館や東京国立近代美術館、東京都写真美術館、栃木県立美術館、ヒューストン美術館、ニューヨーク近代美術館など国内外の美術館が作品を収蔵し、また近年刊行された作品集を通じた出会いからも新たな岡上ファンは増え続けている。

本展は、国内に所蔵されている貴重な岡上作品約110点が一堂に会する、初めての回顧展だ。オリジナルのコラージュ作品と写真作品に加えて、コラージュをもとに近年制作したシルクスクリーンプリントとプラチナプリントも作家の新たな試みとしてあわせて紹介することで、幻の作家の真の姿に迫る。

【関連イベント】
●記念講演会「岡上淑子の作品世界」
講師:金子隆一(写真史家)
日時:2018年2月18日(日) 14:00~15:30
場所:1F 講義室
定員:当日先着50名程度
参加費:無料
※事前予約不要

※その他の関連イベントは、下記詳細URLをご覧ください

開催期間 2018/01/20(土)~2018/03/25(日)
時間 9:00~17:00(展覧会初日は10:00からの開展式終了後より/入場は閉館30分前まで)
休館日 会期中無休
入場料 一般900円/大学生600円/高校生以下無料
参加アーティスト 岡上淑子
会場
  • 高知県立美術館
  • 高知県高知市高須353-2
会場電話番号 088-866-8000
会場URL http://moak.jp/
詳細URL http://moak.jp/event/exhibitions/post.html