沖縄のD&DEPARTMENT OKINAWA by PLAZA 3にて、「松田健悟 伝統を繋ぐやちむん」が2025年12月1日まで開催しています。

—以下、公式サイトの紹介文を抜粋—

沖縄・読谷村（よみたんそん）にある共同窯「北窯」は、沖縄の土を使いながら、土地の生活から生まれる暮らしに根ざしたやちむん（焼物）を作り続けてきた場所です。四人の親方とそれぞれの工房が集うこの窯で、確かな仕事を重ねている松田健悟さん。父であり、北窯の創設者の一人でもある松田米司さんのもとで学び、若くしてろくろを担う職人としての道を歩み始めました。

健悟さんの器には、北窯らしい骨太さと、ご自身の感性による柔らかさのバランスが感じられます。土や火、水や風の揺らぎとも影響し合う、登り窯だからこその質感も魅力の一つです。伝統的な技法や型を日々学び実践しながら、現代の食卓や暮らしに自然に馴染むかたちや色を追求する健悟さん。何を残して、何を変え、どう繋いでいくのか。伝統の技を受け継ぎながらも、その中に宿るおおらかな美しさを模索し続ける、次世代への挑戦は目が離せません。

本展では、北窯で受け継がれてきた絵柄を元に、健悟さんならではの絵付けを表現していただきました。移りゆく時代の中で、北窯の精神を継ぎながら、これからのやちむんを形づくっていく器づくり。健悟さんご自身の言葉を通して、ものづくりに向き合う姿勢や、沖縄の土と炎が育む器への想いにも触れていただけたらと思います。手に取るたび、使うたびに感じられる、やちむんの魅力をぜひご体感ください。