ギャビー・バザン デザインのアトリエ 活版印刷

東京の市谷の杜 本と活字館にて、「ギャビー・バザン デザインのアトリエ 活版印刷」が2025年10月19日まで開催しています。
—以下、公式サイトの紹介文を抜粋—
扉を開けると並ぶ何台もの古い印刷機、インキと洗い油の匂い。重い引き出しの中には、小さな金属活字がぎっしりと詰まっています。
ここはフランスの印刷工房。500年以上続く活版印刷で、本やポスターを印刷しています。出迎えてくれるのは、工房で働く活版印刷職人。「どんなふうに印刷しているかって?それでは、ひとつずつ説明していこう!」
本展では、フランスを拠点に活動するアーティスト、ギャビー・バザンの絵本『Le Typographe』(éditions MeMo)をご紹介します。この絵本では、印刷以前の手書きの文化から、グーテンベルクによる活版印刷の発明、そして活字をつくり、組み、印刷するまでの一連のプロセス(まさに職人技!)を、あざやかな色とエスプリあふれるイラストレーションで学ぶことができます。
バザンはグラフィックデザインを勉強するなかで、とりわけ、自分の手で印刷や製本を行うプロセスに魅了されます。そこで、シンプルな言葉とイラストで印刷のしくみやおもしろさを伝えるため、この絵本の制作をスタートしました。本書は2022年にフランスで刊行されて以降、日本(『デザインのアトリエ 活版印刷』グラフィック社、2023年)のみならず、アメリカ、イギリス、ドイツと、フランス以外でも翻訳されており、多くの人々に印刷の魅力を伝えています。その他にもリトグラフ(石版印刷)の絵本が、そして2025年5月には銅版印刷をテーマにした絵本も出版されたばかりです。
展覧会では、絵本のスケッチや下絵を余すことなく展示。こんなにカラフルな絵本ですが、下絵はなんと黒だけ!色ごとに下絵を描いていくバザンの制作の裏側もご紹介します。
本展でフランスの活版印刷について触れたあとは、あわせて当館の日本の活版印刷設備もご覧ください。活版印刷は地域や言語でその技術を少しずつ変化させ発展してきました。『Le Typographe』の主人公であるフランスの活版印刷職人も、膨大な仮名や漢字が納められた日本の活字棚を見て、驚いたに違いありません。ほら、見てください。さっそく、活字棚の前に立って、活字を拾い始めましたよ!
開催期間 | 2025/06/28(土)~2025/10/19(日) |
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時間 | 10:00~18:00 |
休館日 | 月曜日、火曜日(祝日の場合は開館) |
入場料 | 無料 |
参加アーティスト | ギャビー・バザン |
会場 |
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会場電話番号 | 03-6386-0555 |
会場URL | https://ichigaya-letterpress.jp/ |
詳細URL | https://ichigaya-letterpress.jp/gallery/000458.html |