DOMANI・明日展2021

文化庁新進芸術家海外研修制度の作家たち

大田黒 衣美《sun bath》2019 大田黒 衣美《sun bath》2019

東京・六本木の国立新美術館にて、「DOMANI・明日展」が2021年3月7日まで開催します。

例年、年の初めに国立新美術館で開催してきた「DOMANI・明日展」は、今年度で第23回目を迎えます。本展の会期を2021年1月30日から3月7日と定め、準備をはじめました。春先からのパンデミックと深い文化的な中断を経て、開催までにまだハードルがいくつも想定されます。しかし、こうした状況だからこそ、文化庁が若手中堅作家を支援する仕組みをゆるぎなく持続する旗印として、この夏、オンライン上で初めて展開し、好評をいただいた「DOMANI・明日展 plus online 2020」に続いて、ふたたび国立新美術館でのリアルな展示に立ち戻ります。

今回は、過去10年間に各国で研修経験を持った7人の新進作家に、それ以前に研修を経て、現在、アートシーンの最前線で活躍する竹村京・鬼頭健吾、袴田京太朗を加え、「2020年代」を迎えた日本のアクチュアル、かつ国際的にひらかれた表現を浮かび上がらせます。サブタイトルを「スペースが生まれる」とし、東日本大震災からまる10年を目前としたいま、いまだ記憶に深い被災によって生じた空間/景観の余白と、コロナ禍のstay homeで体験した時間的余白を経て、あらためてなにがほんとうに大事なのかを考えなおし、次代への扉をひらく時期を迎えているとの願いを込めました。

国際的な移動や発表を前提に活動してきた作家たちが、長期にわたる閉塞状態のアートシーンに遭遇したなかで思考を重ねた展覧会にご期待ください。

《本文は公式サイト紹介文より抜粋/一部編集》

開催期間 2021/01/30(土)~2021/03/07(日)
※イベント会期は終了しました
時間 10:00~18:00(入場は閉館の30分前まで)※当面の間、夜間開館は行いません
休館日 火曜日(ただし2/23は開館)、2021/2/24
入場料 一般1,000円/大学生500円
参加アーティスト 大田黒衣美、利部志穂、笹川治子、髙木大地、新里明士、春木麻衣子、山本篤、竹村京・鬼頭健吾、袴田京太朗
会場
  • 国立新美術館
  • 企画展示室2E
  • 東京都港区六本木7-22-2
お問い合わせ 03-5777-8600(ハローダイヤル)
会場URL https://www.nact.jp/
詳細URL https://domani-ten.com/