世界的に見ても女性アーティストは、各都市のアート界で大いに影響力を発揮する存在となっている。しかし、女性が活躍できる場所は依然少ないままであり、日本のアート界でも男女格差は顕著だ。フリーランスで本格的に活動できている女性アーティストの数は、男性と比べるとごく僅かで、女性アーティストの作品は男性の作品よりも低価格で売買される傾向にもある。これらの問題は日本だけでなく、世界共通の問題として認知されている。

本展は、女性の夢や熱意、努力を賞賛し、日本の才能あふれる女性アーティストを1人でも多く紹介することを目的とした企画展示だ。3月8日の「国際女性デー」（IWD）に合わせ、「TokyoDex」と「UltraSuperNew ギャラリー」で、キュレーターのサイトウ・ミキと共に、同展のコンセプト「女性であること」をテーマに、女性として立ち向かう強さや困難、男女格差の問題を取り扱う作品が紹介される。