鳥海修×小宮山博史×川名潤トークイベント

機械彫刻用標準書体の原図を見ながらあれこれ話そう〜駅でよく見るかわいい丸ゴシック体の謎に迫る

鳥海修×小宮山博史×川名潤トークイベント

『もじ部』(グラフィック社)の刊行を記念して、鳥海修(字遊工房)×小宮山博史(佐藤タイポグラフィ研究所)×川名潤(prigraphics)のトークイベントが開催される。

「フォントの良し悪しって、どうやって判断したらいいんだろう? 書体の制作背景や作り手の意図がわかったら、フォント選びがもっと楽しく豊かな時間になるかもしれない」。そんな思いのもと、読者とともに約20人の書体デザイナーを訪ねて話を聞いた『デザインのひきだし』誌の好評連載「もじ部 ~フォントの目利きになる!」約5年分の記事を1冊にまとめたものが、書籍『もじ部 書体デザイナーに聞くデザインの背景・フォント選びと使い方のコツ』だ。

刊行を記念し、「もじ部 特別編」を開催。ゲストは、記念すべき第1回「もじ部長」を務めてくださった書体デザイナーの鳥海修さん、巻末小冊子「もじモジ座談会」で鋭くもあたたかい切り込みを見せてくださった書体史研究者・書体デザイナーの小宮山博史さん、そして、こだわりの書体づかいで書籍『もじ部』ブックデザインを手がけたデザイナーの川名潤さん。(聞き手:雪朱里『もじ部』編著者)

鳥海さんに最近の書体制作について聞くほか、書籍『もじ部』新規書き下ろし記事の取材で数十年ぶりに発掘された、駅の案内表示板などでよく見かけるかわいい丸ゴシック体「機械彫刻用標準書体」の原図(実物)を大公開。原図を見ながら、その書体デザインや原図制作についてあれこれトークする。

小宮山さんが主宰している佐藤タイポグラフィ研究所は、機械彫刻用標準書体の原図制作を請け負っていた、故・佐藤敬之輔氏が創立した研究所。書体開発当時は小宮山さんの入所前だったそうだが、原図を見ながら新しい推理が飛び出すかもしれない。原図が見られる、またとない機会にぜひ足を運んでいただきたい。

●参加者プレゼント
当日イベントにご来場いただいた方に、「機械彫刻用標準書体原図」の特製ポストカード(3枚組)をプレゼント

開催期間 2016/02/16(火)
時間 19:00~20:30(開場18:30)
入場料 1080円(税込)
参加アーティスト 鳥海修、小宮山博史、川名潤、雪 朱里
会場
  • 青山ブックセンター本店
  • 東京都渋谷区神宮前5-53-67
会場電話番号 03-5485-5511
会場URL http://www.aoyamabc.jp/
詳細URL http://www.aoyamabc.jp/event/mojibu/