そこにある、時間─ドイツ銀行コレクションの現代写真

そこにある、時間─ドイツ銀行コレクションの現代写真

紙の作品のコレクションとしては最高峰とされる、ドイツ銀行の現代美術コレクション約60,000点より、1970年代から最近にいたる写真芸術の魅力を、アジア・アフリカ・アメリカ・ヨーロッパのアーティスト約40組60点の秀作で紹介する。

本展は、「《時間》を切り取ってメディアに定着させる」という写真の性質を活かしたさまざまな表現を鑑賞することで、芸術表現としての《写真》の魅力を再確認していただく試みである。

また、世界各国のアーティストたちが共通言語としての現代美術にいかに取り組んでいるのか、という点も本展の見どころである。ベルント&ヒラ ベッヒャー、アンドレアス グルスキー、ゲルハルト リヒターなど国際的に知られるドイツの作家たち。曹斐(ツァオ フェイ)、ヂョン ヨンドゥ、劉錚(リウ ジェン)など近年注目を集めるアジアの作家たち。杉本博司、佐藤時啓、やなぎみわなど日本の作家たち。さらに、アフリカ・アラブ・東欧など、それぞれの文化的・社会的背景のもとで模索する作家たち。彼らの表現から、加速化するグローバリゼーションの流れの中にある現代の写真表現を展観する試みとなる。

【関連イベント】
●映像作品上映(予約不要、先着順)
原美術館ザ・ホールにて、ドイツ銀行コレクションの中から、曹斐、フリオ セザール モラレス、蔡國強の映像作品を上映(合計3作品、約45分間)
日時:会期中の水曜日 18:00~
※12月23日(水)は除く
※入館料のみ必要

●Meet Stephen Sarrazin:
スティーヴン サラザンのレクチャーシリーズ
場所:原美術館ザ・ホール
※各回予約制・逐次通訳付
※入館料のみ必要、予約制

第1回「写真が現代美術になるまで」
日時:10月17日(土) 14:00~15:30
[トークと映像上映(抜粋) 約70分+Q&A]

第2回「写真とメディアアートの関係」
日時:11月21日(土) 14:00~16:00
[トークと映像上映(抜粋) 約90分+Q&A]

第3回「映画監督トラヴィス クローゼとの対話」
日時:12月5日(土) 14:00~16:00
[対談 約45分+ドキュメンタリー映画「アラキメンタリ」上映 75分]

開催期間 2015/09/12(土)~2016/01/11(月)
※イベント会期は終了しました
時間 11:00~17:00(祝日を除く水曜は20:00まで/いずれも入館は閉館30分前まで)
休館日 月曜日(ただし、祝日にあたる9/21、10/12、11/23、2016年1/11は開館)、9/24、10/13、11/24、年末年始(12/28~2016年1/4)
入場料 一般1,100円/大高生700円/小中生500円/原美術館メンバーは無料/学期中の土曜日は小中高生の入館無料
参加アーティスト ベルント&ヒラ ベッヒャー、アンドレアス グルスキー、ゲルハルト リヒター、曹斐、ヂョン ヨンドゥ、劉錚、杉本博司、佐藤時啓、やなぎみわ 他
会場
  • 原美術館
  • 東京都品川区北品川4-7-25
会場電話番号 03-3445-0651
会場URL http://www.haramuseum.or.jp/
詳細URL http://www.art-it.asia/u/HaraMuseum/BpCEYvAgoQywOGlLIeHS