1∞ ミナカケル ―ミナ ペルホネンの今までとこれから

1∞ ミナカケル ―ミナ ペルホネンの今までとこれから

デザイナー・皆川 明(1967-)により設立され、20周年を迎えたデザインブランド「ミナ ペルホネン」の展覧会が、長崎県美術館で開催される。

ミナ ペルホネンは、身に着ける人の心を高揚させる「特別な日常服」を作り続けてきた。その活動は、抒情性・物語性のあるテキスタイルデザインに加え、オリジナルの生地からプロダクト(製品)を丁寧に制作するものづくりの姿勢に支えられている。
また、設立当初より100年以上続くブランドを目指してきた彼らは、日本の繊維産業との緊密な技術連携のもと、めまぐるしく変わるファッションのサイクルに飲み込まれない普遍的な価値と魅力あるプロダクトを生み出してきた。

本展覧会は、ミナ ペルホネンについての国内最大規模の展覧会である。ものづくりのプロセスに思いを注ぐ彼らは、ものを生み出す人、もの、ことの掛け合わせの連鎖を1の無限乗で表し、「1∞ ミナカケル」というタイトルを本展に冠した。ミナ ペルホネンを語る上で欠かせないコンセプトや視点をご紹介しながら、洋服、家具、食器などのプロダクトに加え、映像やテキスタイルの原画などの関連資料も展示する。

ミナ ペルホネンの世界観を体感できる会場構成も見どころである。国内外で大きな関心を集めながら独自のクリエーションの道をひた走るミナ ペルホネンの活動の全貌に迫る本展は、アート、デザイン、ファッション、工芸、ライフスタイル、産業、商業などの多分野を鮮やかに架橋する一つのものづくりのあり方に、確かな光を当てる機会となることだろう。

【関連イベント】
●特別対談 皆川 明×田根 剛
日時:10月10日(土) 14:00~15:30(13:30開場)
会場:ホール
講師:皆川 明(ミナ ペルホネン デザイナー)、田根 剛(DORELL.GHOTMEH.TANE / ARCHITECTS 建築家、本展会場構成)
定員:120名(応募多数の場合は抽選)
料金:無料(要本展観覧券)
※事前申込制(詳細は公式ホームページを参照)

●ワークショップ patch a patch with minä perhonen!
日時:10月31日(土) (1)10:30~12:00(2)13:30~15:00
※受付は開始30分前から
会場:アトリエ
講師:皆川 明(ミナ ペルホネン デザイナー)
対象:小学生~大人(小学生は保護者同伴)
定員:各回20名
参加費:3,500円(要本展観覧券)
持参するもの:裁縫道具一式(裁ちばさみ、糸切ばさみ、糸、針など)
※事前申込制(詳細は公式ホームページを参照)

開催期間 2015/10/10(土)~2015/12/06(日)
※イベント会期は終了しました
時間 10:00~20:00(最終入場19:30)
休館日 10/13、10/26、11/9、11/24
入場料 一般1,000円/大学生・70歳以上800円/高校生600円/中学生以下無料
会場
  • 長崎県美術館
  • 企画展示室
  • 長崎県長崎市出島町2番1号
会場電話番号 095-833-2110
会場URL http://www.nagasaki-museum.jp/
詳細URL https://www.nagasaki-museum.jp/exhibition/archives/105