動く、光る、目がまわる!キネティック・アート

動く、光る、目がまわる!キネティック・アート

キネティック・アートとは、「動く芸術」のことである。その名のとおり、機械じかけで動いたり、光ったり、目がまわるような錯覚をもたらしたり… 私たちの感覚に直に訴えかけてくる実験的な世界が広がる。

キネティック・アートは終戦後、進歩する科学技術を芸術に取り入れようとする気運のなか、1950年代後半から60年代にかけて、ヨーロッパを中心に盛んに制作された。その多くは幾何学的な形や線をもとにしているため、はじめは親しみにくい印象を受けるかもしれない。しかし、作品の角度や視点の移動によって思いがけない見え方があらわれるので誰もが楽しめ、見る人と作品の相互の関わりを鮮やかに浮かび上がらせてくれる。

この展覧会は、ジョセフ・アルバース、ブルーノ・ムナーリなど先駆的な作家も紹介しながら、主にイタリアで活躍した作家たちの作品を通して、キネティック・アートをふりかえる。ほぼ半世紀前に未来を夢見たこれらの作品からはレトロな雰囲気が感じられる一方、現在のメディア・アートに通じる先鋭的な感覚を見出すこともできるだろう。視覚の魔術を繰り広げるキネティック・アートの世界を、夏休みにぜひご家族でお楽しみいただきたい。

開催期間 2015/07/04(土)~2015/09/06(日)
※イベント会期は終了しました
時間 10:00~17:30(入場は閉館30分前まで)
休館日 月曜日(7/20は開館)
入場料 一般1,000円/大高生800円/中学生以下、障害者手帳をご提示の方(付き添いの方1名を含む)は無料/夏割☆200(中学生以下のお子様と一緒に観覧の場合、観覧料が200円引き)
参加アーティスト ジョセフ・アルバース、ブルーノ・ムナーリ 他
会場
  • 埼玉県立近代美術館
  • 埼玉県さいたま市浦和区常盤9-30-1
会場電話番号 048-824-0111
会場URL http://www.pref.spec.ed.jp/momas/
詳細URL http://www.pref.spec.ed.jp/momas/?page_id=316