富士定景―富士山イメージの型

均整のとれた美しい稜線を持つ富士山は写真術の渡来以降、魅力的な被写体であり続けてきた。富士山を被写体とした写真は幾度となく撮影され、使用される中である種の定型を形成してきたといえる。
本展は富士表象の系譜を辿った第1部と、「雲の博士」として知られ、御殿場で富士山にかかる雲の研究を行った阿部正直の仕事から成る第2部で構成されている。
伯爵家に生まれた阿部は1927年に御殿場に私財を投じて阿部雲気流研究所を設立し、富士山にかかる雲の定点観測を行った。撮影用機材や観測装置を自作するなど発明家としての顔もあり、映画や立体写真の手法を駆使して独創的な方法で研究に従事した。富士山上空で千変万化する雲を映画のコマ落としの手法で撮影した映像をはじめ、貴重な資料を展示する。
【関連イベント】
●学芸員によるギャラリートーク
日時:2月21日(土)、3月21日(土)、4月25日(土)、5月23日(土)、6月20日(土)各回14:15~(約30分間)
参加費:無料(当日有効の入館券が必要)
※申し込み不要
●ワークショップ「ステレオ立体写真をつくろう」
日時:3月14日(土)14:15~16:00
対象:こどもから大人まで
定員:15名
参加費:1,000円
※同伴の方は当日の美術館入館券が必要
※要申込み
開催期間 |
2015/01/17(土)~2015/07/05(日) ※イベント会期は終了しました
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時間 | 10:00~16:30(2・3月は17:00まで、4~8月は18:00まで/いずれも入館は閉館30分前まで) |
休館日 | 水曜日(ただし、祝日の場合は営業、その翌日休館) |
入場料 | 大人800円/高・大学生400円/小・中学生無料 |
会場 |
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会場電話番号 | 055-989-8780 |
会場URL | http://www.izuphoto-museum.jp/ |
詳細URL | http://www.izuphoto-museum.jp/exhibition/162054318.html |