美濃のラーメンどんぶり展

美濃のラーメンどんぶり展

美濃(岐阜県東濃西部)は陶磁器の産地として、中世以来、日本最大の生産規模と優れた技術を保持してきた。その実態と魅力を多くの方に知ってもらうため、地元産業界、また行政などから有志が集まって結成した「美濃のやきもの研究会」が主体となり、企画したのが「美濃のラーメンどんぶり展」である。

中国起源の「ラーメン」は、日本で麺料理として独自の発達を遂げ、現在では世界各地のさまざまな食習慣、宗教を持つ人々に受け容れられている。日本人にとっても元は外来の食だったはずだが、今や多くの人がごく日常的に口にしている。ところがその器であるラーメンどんぶりの90%が美濃で生産されていることは、ほとんど知られていない。

美濃で作られる陶器の中には、織部焼や志野焼のように、主に茶陶として珍重され、近世初期に遡る作が文化財指定を受けるものも数多くある。いずれも非常に豊かな魅力を備えているが、残念ながら「誰もがよく知っている」「日常の器」ではない。

そこで今回は、多くの人が手にした経験があり、その形状や色柄を明確にイメージできる「ラーメンどんぶり」をテーマにデザイン展を開催し、まずは美濃のやきものへの親しみや関心を持ってもらいたいと考えた。本展では、企画主旨に賛同した25人が「ラーメンどんぶり」と「レンゲ」をデザイン。2015年の年始を楽しく飾る展覧会だ。

開催期間 2014/12/27(土)~2015/01/26(月)
※イベント会期は終了しました
時間 10:00~20:00(最終日は17:00閉場)
休館日 詳細は公式ホームページをご覧ください
入場料 無料
参加アーティスト 秋山具義 、浅葉克己、アラン・チャン 、石上純也、片桐 仁(ラーメンズ)、唐長・千田誠次、菊地敦己、北川一成、佐藤晃一、佐藤 卓、佐野研二郎 他
会場
  • デザインギャラリー1953
  • 東京都中央区銀座3-6-1 松屋銀座7階
会場電話番号 03-3567-1211
会場URL http://designcommittee.jp/gallery/