織部とは何者か?「没後400年 古田織部展」

織部とは何者か?「没後400年 古田織部展」

桃山時代、千利休亡き後、侘び茶を極めた師の千利休とは対照的に、古田織部は“かぶく”風潮を察知し、時流の最先端を茶の湯に取り込み、大胆な造形性で斬新な美を創造、天下一宗匠となった。
2015年は、その古田織部の没後400年にあたる。本展は、ゆかりの文化財約150点の展示を通して、その人物像に迫る。

第1章「織部の時代」では、信長、秀吉らの出現により迎えた安土桃山文化。中でも最も華やかで“かぶいた”慶長の時代を象徴する美術工芸品を通して、古田織部が生み出した時代を紹介する。

第2章の「織部の茶の湯」では、千利休の座を引継ぎ、天下一茶の湯宗匠として、新たな武家茶の規範を作った織部が、茶庭、茶室、そして茶の湯会席や茶道具にいかなる創意と工夫をふるったかを、織部に繋がる茶の湯空間や、茶碗・花生などを通し明らかにする。

第3章の「織部の世界」では、織部にゆかりの茶碗・茶入・水指や向付・手鉢などの会席道具の名品を展示する。

近年、日本各地のやきものと織部の密接な関係が、歴史資料から読み解かれるようになった。織部が時代の風潮をリードしながら、新たに考案した「ヘウゲタル」茶の湯道具の世界を堪能いただける。
なお、織部ゆかりの茶室を参考に茶室の一部も会場内に再現の予定だ。

開催期間 2014/12/30(火)~2015/01/19(月)
※イベント会期は終了しました
時間 10:00~20:00(12/31は18:00まで、2015年1/2は9:30~19:30、1/19は17:00まで/入場は閉場30分前まで)
休館日 2015年1月1日(木)
入場料 一般1,000円/高大生700円/中学生500円/小学生以下無料
会場
  • 松屋銀座 8階イベントスクエア
  • 東京都中央区銀座3-6-1
会場電話番号 03-3567-1211
会場URL http://www.matsuya.com/m_ginza/
詳細URL http://www.matsuya.com/m_ginza/exhib_gal/details/20141230_furutaoribe_8es.html