東山魁夷と日本の四季

【特別展】没後15年記念

東山魁夷と日本の四季

「昭和の国民画家」と称され、日本各地の自然と風景を詩情豊かに描き続けた日本画家・東山魁夷(1908-1999)。その没後15年を記念し、「日本の四季」をテーマに、魁夷の画業を師や仲間の作品とともに振り返る展覧会が山種美術館で開催される。

風景画家としてスタートを切った昭和20年代以降、《樹根》(目黒区美術館)や《白い壁》(山種美術館)のようにユニークな構図と造形美で風景を描き、新しい時代の日本画に挑戦していた魁夷は、日本のみならずヨーロッパを遍歴して各地を描き続けた。やがて昭和40年代には、東宮御所と皇居宮殿の二つの壁画制作、および作家・川端康成の言葉をきっかけに着手した「京洛四季」の連作を通して、その意識は繊細な日本の四季の移ろいと自然美の伝統的な表現へと回帰していく。

本展では、皇居宮殿ゆかりの絵画の一挙公開に加え、「京洛四季」連作の《年暮る》(山種美術館)、《夏に入る》(市川市東山魁夷記念館)、《北山初雪》(川端康成記念会)、さらには白い馬が象徴的な《春を呼ぶ丘》(長谷川町子美術館)など日本各地を描いた魁夷の代表作を集めて展示する。

また、魁夷に風景と向き合う姿勢を教えた師である川合玉堂や結城素明、ともに研鑽を積んだ東京美術学校の同窓生・山田申吾や加藤栄三らの作品もあわせて展示し、魁夷が辿ってきた画業の道程をより広い見地からご覧いただく。

開催期間 2014/11/22(土)~2015/02/01(日)
※イベント会期は終了しました
時間 10:00~17:00(入館は閉館30分前まで)
休館日 月曜日(ただし、11/24、1/12は開館、11/25、1/13は休館、12/29~1/2年末年始休館)
入場料 一般1,200円/大高生900円/中学生以下無料/障がい者手帳、被爆者手帳を提示の方、およびその介助者(1名)は無料
参加アーティスト 東山魁夷
会場
  • 山種美術館
  • 東京都渋谷区広尾3-12-36
お問い合わせ 03-5777-8600
会場URL http://www.yamatane-museum.jp/
詳細URL http://www.yamatane-museum.jp/exh/next.html