第8回企画展 テーマ展示 近代国家制度の形成1
明治の教育 「子規・真之と小学校」

明治の日本は、富国強兵・殖産興業・文明開化をスローガンに、近代国家としての道を歩み始める。政府は、近代国家制度の確立に必要な人材を育成するため、1872(明治5)年に「学制」を発布し、国民皆学の方向を打ち出した。当時の国の指導者たちは、欧米を参考に新たな教育制度の構築を図り、教育改革に取り組んでいく。しかし、その道のりは平坦なものではなく、さまざまな混乱や試行錯誤がみられた。
江戸時代の最末期に誕生した正岡子規や秋山真之たちは、こうした教育の変革期のなかで成長していった。子規・真之が学んだころの初等教育には、依然として江戸期の要素が濃厚に残っている。彼らは近代的な「小学校」に通う一方で、江戸期からの教育者たちによる「私塾」で教えを受けた。近代国家制度の形成のなかで活躍した彼らの教育の根底には、江戸と明治の要素が併存していたといえる。
今回の展示では、教育掛図・教科書類などの実物資料や明治松山の教育関係資料を展示し、子規・真之が学んだ明治初期の初等教育の実像に迫る。
開催期間 |
2014/02/25(火)~2015/02/15(日) ※イベント会期は終了しました
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時間 | 9:00~18:30(入館は閉館30分前まで) |
休館日 | 月曜日(祝日、振替休日の場合はその翌日) ※臨時開館する月曜日もございますので、詳細はHPでご確認ください。 |
入場料 | 一般400円/高校生200円/中学生以下無料/身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳の所持者及びその介護人は無料 ※2Fフロアは入場無料でご利用いただけます |
会場 |
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会場電話番号 | 089-915-2600 |
会場URL | https://www.sakanouenokumomuseum.jp/ |
詳細URL | http://www.sakanouenokumomuseum.jp/display/event008/ |