こどもとファッション 小さい人たちへの眼差し

『ガゼット・デュ・ボン・トン』より
1923年 ポショワール、手彩色、紙 島根県立石見美術館蔵
こどもがどんな服を着ているのかは、それを与える大人たちが「こども」という存在をどう認識しているのかを反映している。一人前になるまでの過渡期と捉えているのか、大人とは異なる特性をもつ存在として愛すのか―。小さな体を包む服装からは、その時代・その社会に求められた「こどもらしさ」が伝わってくる。
消耗が激しく、良い状態で保存されている資料が少ないこども服だが、本展では西洋の18世紀から20世紀初頭にかけての貴重な例と、明治以降の日本の洋装こども服を展示。その他、絵画、ファッションプレート、絵本、写真など160点余りからこどもの装いの変遷をたどる。オートクチュールの作品などによる作り手側の歴史とは異なる、着る人着せる人の心を読み解くファッション史である。
【関連イベント】
●講演会「子どもは愛されたのか?ヨーロッパの子ども服の歴史」
日時:7月23日(土) 14:00~15:30
会場:新館ギャラリー2
講師:能澤慧子(東京家政大学教授、本展監修者)
※入館者対象、無料(ただし当日の展覧会チケットが必要)、事前申込不要
●みんなで作るギャラリー・カンバセーション「『こども』を哲学する」
日時:7月29日(金)、8月8日(月) いずれも14:00~17:00
ファシリテーター:土屋陽介(立教大学講師)、神戸和佳子(東京大学)
定員:各回30名
※事前申込制
●「こどもとファッション」ギャラリートーク
日時:
(1)8月5日(金)、12日(金) いずれも19:00~19:40
(2)8月19日(金)、26日(金) いずれも11:00~11:40
会場:展示室内
トーカー:八巻香澄(本展担当学芸員)
※入館者対象、無料(ただし当日の展覧会チケットが必要)、事前申込不要
開催期間 |
2016/07/16(土)~2016/08/31(水) ※イベント会期は終了しました
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時間 | 10:00~18:00(8/5、8/6、8/12、8/13の4日間は21:00まで/いずれも入館は閉館30分前まで) |
休館日 | 第2・第4水曜日(7/27、8/10、8/24) |
入場料 | 一般1,100円/大学生(専修・各種専門学校含む)880円/中・高校生・65歳以上550円 |
会場 |
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お問い合わせ | 03-5777-8600(ハローダイヤル) |
会場URL | http://www.teien-art-museum.ne.jp/ |
詳細URL | http://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/160716-0831_children.html |