日本のポータブル・レコード・プレイヤー

photo:高見知香 photo:高見知香

1960~80年代にかけてのレコード全盛期。日本人の多くが聴き親しんだのは、まるでおもちゃのような、小さなポータブル・レコード・プレイヤーだった。

ポータブル・レコード・プレイヤーは、市井の人々が音楽を楽しむ機器として作り捨てのように大量生産され、時代とともに使い捨てられてきた、時代の徒花のような製品ともいえる。しかし現代の目で見てみると、小さなハコにいろいろな機能(ラジオ、カセットからエコー、リズム・ボックス、鍵盤まで)を詰め込むことで、デザイン的にも面白く、フォルムだけでも楽しめるような製品も数多くある。

オーディオメーカーだけでなく、電気メーカーはもちろん、おもちゃメーカーや時には重工業の会社まで、幅広い業種が手がけた手軽なレコード・プレイヤーには、高度成長期の日本人のさまざまなアイディアやデザイン性が活かされている。本展では、日常の音楽風景を彩ったオモシロかわいいプレイヤー約100点を展示。持ち主である高円寺・円盤の田口史人氏による解説とともに紹介する。

※展示中のプレイヤーを使用して関連イベントを開催するため、7月31日・8月13日~14日は、展示数が少なくなります。

開催期間 2016/07/30(土)~2016/08/28(日)
※イベント会期は終了しました
時間 9:00~20:00
休館日 会期中無休
入場料 入場無料
会場
  • 生活工房ギャラリー
  • 東京都世田谷区太子堂4-1-1 キャロットタワー3F
会場電話番号 03-5432-1543
会場URL http://setagaya-ldc.net/
詳細URL http://setagaya-ldc.net/program/334/