アラワシの詠(うた)
吉増剛造《火ノ刺繍》2017-2018
「詩人」と聞くと、どのようなイメージを持つだろうか。文字を推敲して詩作をしたり、できた詩を朗読する人、だろうか。従来の詩のイメージで詩人・吉増剛造を見ると、活動の多様さと幅の広さに驚かされる。「全身詩人」とも評されるその多様な仕事は総じて「詩」であり、ほかにない存在感を放っている。いつのまにか「詩人」や「詩」というものの持つイメージは崩れ、なにかを表現することに「決まったかたちはない」ということに気付かされる。では「詩」が詠まれるとき、そこではなにが起きているのだろう。
隠されていた大切ななにかが顕わにされ、もしくは未知の価値がたち現わされているような、そんな感覚を覚える。そしてそれらは愛おしまれるようにして、ここに詠い留められ、もしくは解き放たれ、私たちに届けられているようである。
本展は、吉増剛造の多様な創作スタイルに着想を得て構想された。また吉増をはじめ、さまざまな手法でなにかをアラワし、詠うように留める7組の作家が紹介される。それぞれの「なにか」を味わいつつ、表現というものの多様さと、その力を感じるイベントだ。
開催期間 |
2018/11/10(土)~2019/01/20(日) ※イベント会期は終了しました
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時間 | 10:00~18:00 |
休館日 | 火曜日、12/31~2019/1/4 |
入場料 | 一般500円/65歳以上250円/高校生以下・障がいをお持ちの方および付添いの方(1名まで)無料 |
参加アーティスト | 浅見俊哉、上田假奈代(釜ヶ崎芸術大学)、鈴木ヒラク、富塚純光、中村和暉、宮川 隆、吉増剛造 |
会場 |
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会場電話番号 | 0242-62-3454 |
会場URL | http://www.hajimari-ac.com/ |
詳細URL | http://hajimari-ac.com/enjoy/exhibition/arawashinouta.php |